牧場の、 そしてこの辺一帯の大地主の爺さまとマブダチなふぉざちゃん。 色々物をくれるので、ふぉざちゃんもなんかケーキとか作ったらいつも持っていってあげるの。いつぞや蟹をもらったのでお返しに巻き寿司を作って持っていったら、食べ方分からんかったみたいで、ちゅーか寿司は初めてで海苔を全部剥がして食べて、いまいち好きでなかったみたい。説明したけど耳が遠くてあんま聞こえてなかったみたい。寿司よりも花の筆画が描かれた割り箸の袋が気に入ったらしい。 まあ、えーか。そゆこともある。 先日、そんなお茶目な爺さまから、古いミシンをもらった。その古いミシンは爺さまの家のベイウンドウに飾ってあって、元々ファッション畑のふぉざちゃんですから、ミシンとか大好きで、それがアンティークのミシンとなると美しすぎて時を忘れてうっとり見惚れて、爺さまと立ち話の間にもビューティフル、ビューティフルって窓の外からまじまじ見てたら、