このまえ、家に帰ってテレビをつけたら「本屋大賞」が発表されたってニュースをやってました。で、そこまで興味なかったんですけど、いちおうWebサイトの方もチェックしてみたんです。そしたら、ここんところ本屋に入ってすぐ目の前の棚とかでよく見かける本があって、つまりそういうのが選ばれたっぽいです。あれらは書店員さんが勧めてる本やったんやな。 www.hontai.or.jp ところがですね、上のサイトで紹介されている本の一冊とて、私は読んでないし、手に取る予定すらないのです。縁がナッシング。ていうかここんところ私が買ったり借りたりして読んでいる本の作者ってほぼほぼ故人。とっくに死んでる人です。いま生きていて、頑張って本を書いている人の本を読んでいない。要するにこれまでの「遺産」で満足しちゃっているのです。 それが読書の凄いところではある。文学には数千年もの歴史の蓄積があり、現世を無視して過去の世界