現在の日本の年金制度は、自営業者などが加入する国民年金、会社員などが加入する厚生年金保険、公務員などが加入する共済年金に分かれております。 注:厚生年金保険や共済年金に加入している方は、国民年金にも同時に加入しております。 これらの年金制度をひとつに統合して、職業にかかわらず同じ年金制度に加入する一元化については、かなり昔から議論されてきました。 また一元化を実現する前に制度内容が似ている厚生年金保険と、共済年金をまず統合しようという議論も、かなり昔からありましたが、これは議論されただけでなく、平成22年(2010年)4月から統合を行う法案が、国会へ提出された事もあります。 しかしその時は国会の解散と共に廃案となってしまいましたが、平成24年(2012年)8月10日に成立した「社会保障と税の一体改革」の関連法案として、厚生年金保険と共済年金を統合する法案が再度国会へ提出され、今回は可決され