今回は、前回説明したWindows Virtual PC以外の、もう1つのデスクトップ仮想化テクノロジであるMicrosoft Enterprise Desktop Virtualization (MED-V)について説明します。MED-Vはクライアントサイドの仮想マシン環境を利用したアプリケーション互換性環境を、企業規模で展開するためのソリューションです。 2011年3月にMicrosoft Desktop Optimization Pack(MDOP) 2011がリリースされました。MDOP 2011には最新のMED-V 2.0が含まれますが、本連載で解説するMED-V 1.0 SP1も引き続き提供されます。MED-V 1.0 SP1とMED-V 2.0は、テクノロジやアーキテクチャが大きく異なることにご注意ください。MED-V 2.0は、Windows 7ホスト、Windows XP