今この原稿を書いている(打ち込んでいる)筆者の周りには様々なアップル製品が存在します。机の右側には仕事・生活・趣味の拠点として大活躍しているデスクトップパソコンのMac Proが稼働中。机の左側では、外出する際に欠かせないiPodやiPhoneが充電待機中。正面の棚には、電子雑誌などで調べ物をする時などに使用するiPadも置いてあります。こうやって書き出してみて、自分自身の「アップル依存度の高さ」を改めて実感しています。 そんな筆者が「ジョブズがいない世界」を覚悟し始めたのは、確か2005年のことだったと記憶しています。 この年の6月、アップルCEOのスティーブ・ジョブズはMacintoshシリーズで採用するプロセサをPowerPCからインテルのx86系に変更することを発表しました。性能向上を目的とした措置とは言え、プロセサの変更はソフト開発者にも消費者にも多大な影響を与えるかもしれない措