スリランカ沖で撮影されたシロナガスクジラ(2009年3月26日撮影、資料写真)。(c)AFP/Ishara S. KODIKARA 【5月4日 AFP】体重が180トンもあり、体内に充満したメタンガスによる爆発で悪臭を放つ内臓が町中に飛び散りかねない希少動物シロナガスクジラの死骸を、一体どのように処理すれば良いか――カナダ東部ニューファンドランド(Newfoundland)島トラウトリバー(Trout River)の住民600人は、体長25メートルの死骸が先月25日に海岸に打ち上げられて以来、このただならぬ問題に頭を抱えてきた。 死骸爆発の可能性には海外の関心も高まっており、死骸が今度どうなるか追跡している「hasthewhaleexplodedyet.com(クジラの爆発はまだか)」と称するウェブサイトまで開設された。腐敗が進行している死骸はガスによって通常の2倍に膨張しており、爆発の危