ローマ人の物語(38-40) - キリストの勝利 2010-09-10-2 [BookReview] 「ローマ人の物語 - キリストの勝利」(上・中・下)は要するに「支配の道具としてキリスト教を利用しようとしたら逆に乗っ取られてしまったでござるの巻」。 ■塩野七生 / ローマ人の物語(38) - キリストの勝利(上) ■塩野七生 / ローマ人の物語(39) - キリストの勝利(中) ■塩野七生 / ローマ人の物語(40) - キリストの勝利(下) この巻の主な主人公は: (1) コンスタンティヌスの死後、三分割された帝国を統一したコンスタンティウス。 (2) 彼と敵対しつつも最小限の混乱で後をうけついだユリアヌス。 (3) その後の蛮族侵入で混乱した帝国を立て直したテオドシウス。 (4) そのテオドシウスに多大な影響を与えた司教アンブロシウス。 内戦と外敵対応で帝国はどんどん弱体化していく