今日が締め切りなので、語彙形成に関する課題の最後の仕上げにかかっている。 イギリス語の語彙は、ラテン語やギリシャ語を根っこに持っている語彙が少なからずあり、またフランス語やイタリア語、ドイツ語からの借用語も少なくない。派生語をつくる接頭辞や接尾辞は、語彙学習のテーマとしては、とてもポピュラーなものだ。 例えば、「数えられない」という意味のun-count-ableだけど、countがbase form(root)で、「数える」。それに接頭辞で「否定」をあらわすun-と、「可能」をあらわす接尾辞の-ableがつくことによって、「数えることができない」という意味になる。もちろん、「数えることができる」のcountableも一緒に理解できるわけだ。 これはちょうど、日本語の「算」から始まり「可算」と「不可算」の関係に似ている。 「ひらがな」を中心とする日本語表現は平安時代、例の「枕草子」の頃に完
◆『Instant Vocabulary』 (Ida Ehrlich, Pocket Books, 1968) <日米英で好評発売中> アメリカの中学校の先生がアメリカの中学生・高校生のために作られた単語集です。ボキャブラリー貧困のあまり、彼等が英米文学の素晴らしさを味わえないでいるのを見て、何とか効率的な単語増強のためのツールができないかと考案されたものです。ボキャブラリーの貧困は現在の日本の中高生だけではなく、60年前のアメリカにもあったのですね(「はしがき」によれば、著者Ida Ehrlichが本書の企画を考えたのは本書出版の19年前のことらしいです)。 本書は、接頭辞・接尾辞・語幹(語根)をキーにして、そのキーを共通にする単語を紹介するというスタイルで、全259のキーと約3,600語の単語が紹介されています。単語のレヴェルは、中高生とは言え、流石にアメリカ人を念頭に置いて選ばれてい
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