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いまアメリカのEV(電気自動車)メーカーのテスラが、トヨタを含む日本の自動車メーカーすべての時価総額を上回っている。中国や欧州ではすでに脱炭素社会を目指すためにEV(電気自動車)シフトが進んでおり、アメリカでもバイデン大統領の誕生でクルマのEV化がさらに加速することは間違いない。EV化はすなわち車のデジタル化であり、その潮流にいま最も出遅れて危機に瀕しているのが日本の「自動車産業」にほかならない。 『アフターデジタル‐オンラインのない時代に生き残る』『アフターデジタル2 UXと自由』などの著者が藤井保文氏が、そんな世界の“車のデジタル化”の最前線を緊急レポート。日本人が見たこともないビジネスモデルがすでに生まれだしていた――。 中国版「テスラ」が凄すぎる…! 世界で最もデジタル化されている製造業が競い合っているのは、「技術」ではなく「サービス」であることをご存知でしょうか。 顧客の持ってい
外へ出掛けると鼻水が止まらなくなってきた。春だ。春を告げるイカといえば、私にとってはホタルイカである。富山湾で生きたホタルイカを掬ったその日から、彼らの虜になってしまった。赤銅色に輝く体を膨らませて泳ぐ姿は、さながら生きた宝石だ。 ▲青白く光るところばかり取り上げられがちだけれど、光らなくても美しいんですよ そして何より、美味しい。多くの人にとって、ホタルイカの価値はこれに尽きるだろう。ちょうど一口で丸ごと食べられるサイズ、濃厚な肝の旨味に卵の風味。食べられるためにわざわざ深海から浮上してくるわけではないはずだが、ヒトにとっても、沿岸に棲む動物にとってもありがたい春の幸である。 ▲ぷっくりと小豆色に茹ったホタルイカで一献傾けるのが毎春の楽しみ 気になるあの子は謎めいて そんなホタルイカを愛してやまない私であるが、このごろ少し浮気心が出てきてしまった。その生き物の名は、ホタルイカモドキという
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