『進撃の巨人』『デスノート』など、いまやドラマや映画界はコミック原作作品であふれています。ですが、いざ制作された作品は原作からかけ離れた設定に改変され、原作ファンからは批難されるケースばかり。 でもドラマや映画の制作チームだってプロ。下手に変更すれば原作ファンが嫌がることはわかるはず。彼らも作品を売るためには観客が喜ぶものを作らなければならないはず。 以前、ネットのニュースで「原作物でないと実写の企画が通りにくい」という業界人の嘆きが記事になっていましたが、ストーリーを変える必要はあるの? そこで、実際にコミック原作のドラマや映画を手掛けている脚本家のAさんを直撃。「すべての作品に当てはまるわけではなく、いくつかのケースとして聞いていただきたい」という前提のものと、改変に至る過程や脚本家としての本音をお話していただきました。 ――原作コミックを実写の脚本に落とし込む際に改変するのはなぜなの