ロシアは中国と最近やたら仲がいい。世界最大のエネルギー生産国とそのエネルギーの最大の消費国という、お似合いの組み合わせだ。しかも中国にはロシアの石油や天然ガスや鉄鋼やアルミニウムを生産されるそばから買いまくる財力がある。化石燃料の害悪や独裁政治について説教される心配もない。ロシアがヨーロッパではなく中国と仲良くして何が悪い? でも中国に頼り過ぎてはいけない。理由は単純だ。1年前、ロシアのドミトリー・メドベージェフ大統領は正しい「診断」を下した。原材料輸出に頼り過ぎていることがロシアの根本的な問題であり、肥大化し腐敗した官僚制度と世界の商品市場に振り回される経済が諸悪の根源になっている。ロシアの未来は「原材料ベースの原始的な経済と腐敗の蔓延」ではなく、ロシアの知力に立脚する知識経済にあると、メドベージェフは主張した。 しかし中国との経済的な結び付きを強化すれば逆効果だ。ロシアの豊富な鉱物資源
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く