日本の特色ある優れた道路を選定・顕彰した『日本の道100選』。 全国にある104本の道、あなたは、いくつ訪れたことがあるだろうか。 昭和61年には歴史性、昭和62年には親愛性を重視して選ばれた道は、各都道府県が誇る観光名所として親しまれている。 今回は、そんな日本の道100選に着目。 そのなかでも、”桜”が極めて美しいとされる街道をピックアップしてみた。 それぞれの背景にある歴史や特色。 それらを把握した上での散歩や花見は、また格別なものとなるはずだ。 【青森】官庁街通り 地元住民の誇りである、官庁街通り。 スラッと伸びる直径1.1km/幅36mの道には、樹齢100年からの赤松が168本、ヨシノザクラが156本、ズラリと並んでいる。 愛称「駒街道」として親しまれるこの通りは、もともと馬の名産地。 旧陸軍軍馬補充部が設置されていたが、戦後間もなくして解放。 その後、官公庁用地として整備された