[ブリュッセル 4日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)は4日の理事会で、主要政策金利である定例買いオペの最低応札金利を0.75%ポイント引き下げ、2.50%とした。理事会後の記者会見でのトリシェ総裁発言要旨は以下のとおり。 <ECBの国債・社債買い入れの可能性> 買い入れについては可能だと考える。それ以外に現時点では付け加えることはない。われわれは状況を可能な限り慎重に注視している。 <不透明感高い> 不透明感の水準は依然として異例に高い。 見通しは異例に高い水準の不透明感に包まれている。成長リスクは下向きとなっている。 <インフレ圧力軽減> 前回会合からインフレ圧力が一段と軽減している兆候が全般的に増えている。 商品(コモディティ)価格の下落や需要の減退を踏まえ、インフレ圧力は一段と軽減しているとの結論に至った。 <物価安定リスクは一段と均衡> (ユーロ圏)消費者物価指数(HICP)総