大阪で愛用される北海道函館市・南茅部(かやべ)地域の真(ま)昆布。昭和40年代、生産量の変動リスクを抑えようと日本初の昆布養殖に成功した。天然ものが急速に激減する現在、養殖は真昆布の生産量の99%を占める主力品だ。ただ、養殖ものにも不安が忍び寄る。持続的な養殖に向け、胞…
原油高の下で一気に進んだエネルギー多消費企業の天然ガスシフト――。だが、ここにきて頼みのガス会社の供給能力への不安が表面化、かつて起きたことのない珍事が日本列島の様々な所で起きている。 まず、ここに興味深いデータがある。 帝国データバンクが倒産企業を対象に行った調査。「燃料高を原因とする」は2005年の29件から今年は7月までに既に53件になった。表面化しづらい廃業はこれをはるかに上回ると見られ、最悪の事態を避けようとする企業は重油からガスへの転換に走った。 東ガスの牙城に食い込む東電 そうしたトレンドの反動として広がった不安の震源地が、トヨタ自動車をはじめとする大企業が集まる東海北陸地方。右のグラフからも分かるように、この地域のガス販売量の伸びは著しい。2004年以来の原油高で重油の価格が2倍以上に高騰。天然ガスの価格が重油の3分の2程度と相対的に割安になったために、企業はなだれを打つよ
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