米Sapphire Energyは5月28日、藻からガソリンを精製する新技術を発表した。日光と二酸化炭素、藻などの光合成微生物を利用する「画期的なプロセス」で原油を産出し、オクタン価91(オクタン価はアンチノック性を示す値で、JIS規格ではレギュラーガソリンは89以上と規定されている)のガソリンを精製するというもの。耕地や農作物が不要なため、従来のバイオ燃料にみられた「食糧か燃料か」というトレードオフとも無縁だという。 新技術で産出する原油は、通常の原油精製施設での精製が可能で、従来のサプライチェーンを通じて流通できるという。最終製品となるガソリンはカーボンニュートラルで再生可能。米国材料試験協会(ASTM)標準にも準拠する。新技術では日光以外の天然資源を必要としない上、藻は耕地以外の土地やにごった水でも繁殖するため、原油産出施設を簡単に、経済的に拡大できるのが特徴だとしている。 Sapp
米国のベンチャー企業が,インターネットとの連携を前提とする「ネット家電」を市場で成功させ始めた。撮影した動画をYouTubeにアップロードできる小型のビデオカメラ「Flip Video」や,インターネットで配信されているニュースや天気予報,写真などをユーザーがカスタマイズして表示できるウィジェット表示装置「chumby」などが代表例である。いずれも単純明快なコンセプト,シンプルで使いやすい操作性,そして低価格をウリに注目を集めている。 民生エレクトロニクス製品を手掛けるベンチャー企業は一般に,ソフトウエアやサービスを提供するベンチャー企業に比べ,立ち上げに必要な資金が1ケタ以上大きくなるため,米国でも成功が難しいとされてきた。日本ではさらに難しい。ベンチャー向け資金の供給が限られるうえ,優秀な組み込みソフトウエア技術者が大手企業に囲い込まれており,採用が難しい(Tech-On!関連記事)か
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く