“自転車2.0”をめざして(その2) 2009年6月18日 (これまでの 松浦晋也の「モビリティ・ビジョン」はこちら) 本題に入る前に、最近公表された調査を紹介しよう。ネットマーケティング会社のアイシェアによる「意外と「知らない」自転車の交通ルール」(2009年6月15日)というアンケート調査だ。これによると自転車による飲酒運転や無灯火走行が道路交通法違反であることを知らない人が38.5%もいたというのである。 また、以前話題にした親子三人乗り自転車については、「あなたに幼い子どもが2人いると仮定した場合に購入したいか」という設問に対して、「すぐには購入しない」(32.1%)と「購入したくない」(36.2%)と、7割近い人が「買わない」と応えている。 一般の認識がこのレベルということは、“自転車2.0”はおろか既存の自転車ですらきちんと交通システムの中に位置付けられるに至っていないという
経済危機が発生して以来、世界中で(またこのブログのコメントでも)、アメリカやウォールストリートに対する批判が繰り広げられています。そのような批判を見るにつけ、アメリカが何故「貪欲」で、このような状況にまい進したのかといった根本的な部分について考えることが、事の本質や今後を見定めるのに役立つのではと感じます。 そうした話を考える際に、もっとも印象に残っている本が、ライフログにも挙げている『超・格差社会アメリカの真実』(小林由美、日経BP社)です。 著者は「はじめに」の中で、日本では『アメリカでは』という前提で議論が展開されることが多く、それだけアメリカは日本にとって重要な国なのだろうが、『そこで語られているアメリカ像が一面的である事が多い』と述べていますが、これには同感です。 長銀、スタンフォードMBAを経て、ウォールストリートで株式アナリストとして活躍の後、西海岸のコンサルティング企業でシ
二つ前のエントリーでインフレについて書きましたが 暇な時間に某短資会社の方のレポートを読みながら「今の状況でインフレになるってのはどういうことだろう」とぼんやり考えてまして、その駄文。 (あ、以下はあくまで経済学を系統だってまったく勉強してない私の妄想です。) まずインフレとはなんぞや?と考えると、物に対して貨幣価値の減価だと考えています。 となると物の需要と供給、貨幣の需要と供給で決まると考えられます。 もし物の需要が減り、物の価値が下がる一方、貨幣価値がそのままだと物価の相対的な下落=デフレだと個人的に理解しています。そして、デフレに陥らないためにマネーサプライ(通貨の供給)を増やす=貨幣価値の相対減価で、物価下落、貨幣価値下落、あわせてちゃんちゃん、というのがマネタリストの基礎だと思っています(あ、あくまで個人的な見解、妄想です)。 では現在のドルの状況はどうでしょうか。 ドル圏だと
原英次郎(ジャーナリスト) 【第8回】 2009年06月19日 専門家5人の白熱討論を完全リポート! 世界危機を招いた「バブルの正体」とは (第1回)行動経済学的アプローチで解明する「バブルの発生と崩壊」 バブルはなぜ発生するのか――。金融バブルの崩壊による世界的な経済不安が和らぎつつある今、その再検証が盛り上がっている。投資家のマインドが複雑に影響し合い、加熱状態をコントロールできなくなる「得体の知れない経済状態」がバブルだとすれば、それはいったいどのようなメカニズムで生まれ、そして消えて行くのか? 5月下旬に行動経済学会が開催した「行動経済学フォーラム」には、日本を代表する経済の専門家が集まり、白熱した議論が行なわれた。第1回目のリポートでは、ダイヤモンド・オンラインの人気連載「今週のキーワード」筆者でもある真壁昭夫氏(信州大学経済学部教授)を司会進行役に、柴崎健氏(みずほ証券金融
5〜13世紀にオホーツク海沿岸などで独自の文化を発展させたオホーツク人の遺伝子を解読することに北大の研究グループが成功した。オホーツク人のルーツには諸説があるが、現在の民族ではサハリンなどに暮らすニブヒやアムール川下流のウリチと遺伝的に最も近いことが分かり、北方からの渡来説が有力となった。アイヌ民族との共通性も判明、同グループはアイヌ民族の成り立ちについて「続縄文人・擦文人と、オホーツク人の両者がかかわったと考えられる」と推測している。 大学院理学研究院の増田隆一准教授(進化遺伝学)らのグループで、日本人類学会の英語電子版「アンスロポロジカル・サイエンス」に発表した。 同グループは、道東・道北やサハリンの遺跡から発掘されたオホーツク人の人骨102体を分析。うち37体から遺伝子の断片を取り出し、DNAを解読した。 その結果、ニブヒやウリチなど北東アジアの諸民族だけが高い比率で持っているハプロ
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