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日本オラクルはOracleが買収したPeopleSoftやSiebel、そのほかのアプリケーションやテクノロジーを最大限に生かすことで、今後金融業界向け取り組みをさらに強化することを明らかにした。 日本オラクルは4月6日、記者向けのブリーフィングを行い、Oracleが買収したPeopleSoftやSiebel、そのほかのアプリケーションやテクノロジーを最大限に生かすことで、今後金融業界向け取り組みをさらに強化することを明らかにした。 「SAPはERPで確かに不動の1位だが、金融に限ってみればオラクルの方が強い」と自信を見せる同社。今後は、買収で獲得したテクノロジーやノウハウを生かして、同業界での存在感をさらに高めていく考えだ。 同社が金融業界向けの取り組みを始めたのは早く、1998年に「銀行ERP研究会」を立ち上げたところにまでさかのぼる。ラウンドテーブル形式でいろいろな銀行やIT企業が集
2005年12月にスタートした「iD」では、プラットフォームとブランドを提供する立場にあったドコモが、DCMXでは自らカードを発行し、イシュアとしてクレジットカード業界に本格参入する(4月4日の記事参照)。 ドコモが、三井住友フィナンシャルグループと提携し、クレジット業界への参入を発表したのは2005年4月27日(4月27日の記事参照)。それから約1年が経ち、いよいよドコモはイシュアとしてカード業界に参入することになったわけだ。通信事業者であるドコモが、クレジットカード業界に参入する理由は何なのだろうか。 クレジットカード事業と小額決済市場のポテンシャル 日本のクレジットカード利用金額は、年々1.5兆円程度ずつ伸びている成長市場だ。しかしそれでも日本では現金決済が多く、クレジットカードが利用されている割合は少ない。クレジットカードで決済されている金額は、2000~2003年時点で約27兆円
「創業の原点に立ち返り、地道かつ着実に収益力を回復させ、世界のエクセレントカンパニーとして“Inspire the Next”を実践したい」── 4月1日付けで日立製作所の社長に就任した古川一夫氏は技術者らしい抱負を語った。これまで同氏は、情報・通信グループ長/CEOを務めてきた。 日立製作所は4月3日、都内のホテルで社長就任会見を行った。2010年に創業100周年を迎える同社は、海外の技術が幅を利かせる中、「国産技術の振興」を掲げて創業されたという。「和」「誠」、そして「開拓者精神」という、いわゆる「日立精神」は「今の時代にあっても非常に大切なものだ」と古川氏は話す。 同社は庄山悦彦前社長(現会長)の下、同社は1999年から事業構造改革に取り組んできた。事業ポートフォリオの組み替えやグローバル化が進み、ユビキタス情報社会の中核製品としてHDDや薄型テレビ、液晶ディスプレイへの先行投資も行
高校1年のころ、外に出られなくなった。特に昼間がつらかった。「同い年の人がガヤガヤと通り過ぎるのがダメで」 パソコンが好きだった。キーを叩いていれば、すべてを忘れられた。「お前のために、パソコンクラブ、作るから」。担任はそう言ってくれたけど、学校は辞めてしまった。 3年間、ひきこもった。悩んだ。大検に合格したが、大学には入れなかった。家庭の事情で追い詰められ、サラリーマンになり、ネットで出会った女子高生と恋をし、結婚して子どももできた。 家族と一緒につつましく暮らしていければいいと、SOHOで合資会社を立ち上げた。知らず知らず、時代の波に乗っていた。1人でやるつもりだった会社は、売上高8億5000万円、従業員72人のネット企業「paperboy&co.」(ペーパーボーイアンドコー)に成長する。 「まさか社長になるとは」――振り返ると、自分でも驚く。家入一真、27歳。饒舌ではない。照れ屋で、
3月16日、京都で開催されている「ケータイ国際フォーラム」の講演にボーダフォンの津田志郎会長が登場。移動体業界が直面する苦境を紹介したほか、IPネットワーク網の相互接続性などについて議論が尽くされていないのではと警鐘を鳴らした。 ひずみが生じてきている――通信業界の苦悩 津田氏は、ボーダフォンを取り巻く環境が変革期を迎えようとしていると話す。この変革期を乗り切るために、固定通信市場で何が起こったかを振り返って参考にしたいという。 その固定市場では、通信事業者が厳しい競争にあえぐ構図が続いている。「料金が低廉化し、勝者不在のエンドゲーム(終盤戦)になっている。ネットワーク価値は低下し、ひずみが生じてきている」。通信事業者は一般に巨大な投資を必要とするものだが、それを維持するリスクが高まり、結果として各事業者は疲弊しつつあるという。この状況が、モバイル業界でも起こるのだろうか? と不安を投げか
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