日産自動車が新興国での低価格車戦略を本格化させる。ロシア、インドに加え、ブラジルでも来年以降に100万円を下回る価格の“超”低価格車を市場投入する。現地メーカーと提携するなどしてコストを削減。新興国で一気にシェア拡大を目指す。 日産は2010年以降、小型車「マーチ」の後継車種を世界戦略車として150カ国へ導入する方針を打ち出している。価格は100万円程度を見込むが、新興国のエントリー(入門)車としては価格が高く、普及を狙うにはさらなる低価格車開発の必要に迫られていた。 ロシアでは、仏ルノーを大株主とする大手の自動車メーカー「アフトワズ」の車体や部品を共有化することで開発コストを抑制し、日産ブランドとして発売する予定だ。経営悪化に悩むアフトワズへの経営支援との指摘もあるが、価格競争力のあるエントリー車を投入することで、販売増を狙う。 日産は今年6月、ロシア・サンクトペテルブルクに工場を
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン Mehul Srivastava (BusinessWeek誌記者、ニューデリー) 米国時間2009年8月11日更新 「Tata: Still Reeling from Its Jaguar-Land Rover Buy」 インドの自動車大手タタ・モーターズ(TTM)は、苦境を脱したのだろうか。タタは2008年、超低価格車「ナノ」の苦難の末の船出(BusinessWeek.comの記事を参照:2008年8月27日「Why Indian Farmers Are Fighting Tata's Nano」)や、巨額の借入金による米自動車大手フォード・モーター(F)傘下の英高級車ブランド「ジャガー」と「ランドローバー」の買収(BusinessWee
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インド最大の自動車メーカー、タタ・モーターズは、新型車「ナノ」を売る画期的な仕組みを通じて、英国の高級車ブランド「ランドローバー」および「ジャガー」買収のために借りた30億ドルの短期債務の借り換えまでの時間を稼いだ。 タタは、4月25日に締め切られた16日間の予約注文期間で、世界一安い小型車ナノの初回受注台数が20万3000台に達したと発表した。前払いの予約注文による受注額は合計250億ルピー(約500億円)に上る。 前払いの予約注文で約500億円の「運転資金」 同社は7月にナノの出荷を開始する予定で、2010年末までに受注台数の半分しか納車できないことを明らかにしている。これによって、来月期限を迎える債務の借り換えを完了するまでの資金繰りが楽になる。 「受注台数は私が予想していた50万台よりは少ない。しかし無論、今はいくらであってもカネが入ればいい。これはタタ・モーターズの資金繰
Mehul Srivastava (BusinessWeek誌記者、ニューデリー) 米国時間2009年3月23日更新 「At Last, Tata Motors' $2,000 Nano」 インドのタタ・モーターズ(TTM)の新車発売は、予定通りとはいかなかった。予定から約半年遅れでようやく発売にこぎつけたものの、2000ドル(約20万円)の小型車「NANO(ナノ)」が納車されるのは7月以降になる見通しだ。5人乗りのナノの生産工場はまだ建設中で、超低価格が災いし、当面は大した利益も見込めない。 それでも、構想から6年、親会社タタ・グループを率いるラタン・タタ会長は3月23日、世界有数の成長を遂げるインド自動車市場での世界最廉価車ナノの近日発売をついに発表した。タタ・グループが37%の株式を保有するタタ・モーターズは、初回生産分10万台の購入者を抽選で決める予定だ。ムンバイで記者会見したタタ
Mehul Srivastava (BusinessWeek誌記者、ニューデリー) 米国時間2009年2月26日更新 「Tata's Nano Goes on Sale in Mid-April」 農民からの猛抗議を受け、完成間近の生産工場の移転を余儀なくされる一方で、自動車産業の深刻な低迷と株価急落に直面する中、インドのタタ・モーターズ(TTM)は2月26日、同社が「国民車」と位置づける「ナノ」の発売を発表した。 2000ドル(約20万円)を切るナノは間違いなく世界最安で、かつインド国内で最も期待されているクルマだろう。今後、3月23日にお披露目を行い、4月中旬から発売が開始される。 様々な困難を乗り越えて開発・生産にこぎつけたものの、まだこの先、最大の難問が待ち構えている可能性もある。インド経済の減速に伴い、国内自動車市場も低迷しているためだ。 かつて世界第2位の伸び率を誇った自動車販
インド・西ベンガル(West Bengal)州シングル(Singur)にある、印タタ・モーターズ(Tata Motors)の超低価格小型車「ナノ(Nano)」の生産工場の正面入口を警備する警備員(2008年8月24日撮影)。(c)AFP/Deshakalyan CHOWDHURY 【9月25日 AFP】インド・西ベンガル(West Bengal)州シングル(Singur)にある印タタ・モーターズ(Tata Motors)の超低価格小型車「ナノ(Nano)」の生産工場の建設が、土地の返還を求める農民らの抗議行動で中断している問題で、タタ側は同地から移転する見通しとなった。同国通信社PTI(Press Trust of India)などが24日、報じた。 同通信によると、州当局と抗議者側との協議が行き詰まっていることを受け、タタは工場から機器類を移動させているという。移動先は明らかになっていな
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン Ian Rowley (BusinessWeek誌、東京支局特派員) Mehul Srivastava (デリー) 米国時間2008年7月28日更新 「The Nano: Tata's Costly Promise」 先日の週末、デリーに住むラジェシュ・マルホトラさん(42歳)は多くの人で賑わうボーガル・マーケットに買い物に出かけた。2人の子供(6歳と12歳)も一緒で、1年前に1400ドル(約15万円)で買ったオートバイから転げ落ちないよう必死にしがみついていた。 車が欲しいマルホトラさんだが、多くのインド庶民と同様、4300ドル(約46万円)する国内最安車「マルチ800」には手が届かない。そこでインド自動車大手タタ・モーターズ(TTM)が今
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