北朝鮮を脅かすエネルギー危機 深刻な電力不足で体制崩壊も JBpress(日本ビジネスプレス)
北朝鮮の電力供給網が死につつある。専門家と外交筋によると、度重なる停電が遠からず、金正日総書記の健康状態を巡る不安や飢饉と同じくらい深刻な北朝鮮の安定を脅かす問題になるという。 北朝鮮を燦然と光り輝く韓国と日本に囲まれた真っ暗な地域として映し出す衛星写真は既によく知られている。 だが、洪水で浸水した炭鉱や、沈泥で動かなくなった水力発電所、急減する石油輸入量は、北朝鮮が、宇宙から見えるほんのわずかの明かりを灯し続けることがますます困難になってきたことを意味している。 「我々が目にしているのは、死につつある体のレントゲン写真だ」。米シンクタンク、ノーチラス研究所のピーター・ヘイズ所長はこう話す。「残された時間はあまりない」 ノーチラス研究所は1992年以来、北朝鮮のエネルギープロジェクトに参画しており、外交筋が「北朝鮮のエネルギー供給に関する最も信頼できる描写」と呼ぶ調査結果をまとめ上
bp special ECOマネジメント／コラム
前回は、日本と欧米先進国とのエネルギー消費の比較を紹介したが、今回は、日本とアジア各国のエネルギー消費量を比較して、将来の行方を考えてみることにしたい。 ここでは、国際エネルギー機関（IEA）による、各国の国民1人当たりの家庭用エネルギー消費量（これには薪や農業廃棄物等の可燃再生エネルギーを含んでいない）のデータを基に、日本とアジア各国における経年の推移を紹介する。各国それぞれの1990年の値を1.0として、相対的な変化を見ることにしたい。 ■アジア諸国のエネルギー消費量は増加傾向 1998年を境にすべての国・地域で増加傾向にあるが、ベトナムの伸びが突出している。なお、このグラフには、可燃再生エネルギーは含まれていない（出所：IEA 「Energy Balance OECD Countries」「Energy Balances Non-OECD Countries」より住環境計画研究所
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