商業航空のCO2排出量、推定より2割多い:「隠蔽されていた報告書」の結論 2008年5月19日 環境 コメント: トラックバック (0) Dave Demerjian Photo: 『Flickr』のユーザー「Steffe」 航空輸送と二酸化炭素の排出量について、これまで耳にしたことはすべて忘れてほしい。われわれが思っていたよりずっと悪い知らせが届いた。 先ごろその内容が明らかにされた報告書によると、航空各社はこれまで推測されていたより20%も多い二酸化炭素を環境に排出しており、2025年までには年間排出量が15億トンに達する可能性があるという。これは、『気候変動に関する政府間パネル』(IPCC)が予測する最悪の値さえもはるかに上回っている。 これがどれほどの数字かというと、たとえば、欧州連合(EU)がが現在1年間に排出している二酸化炭素の量は約31億トンにのぼる。そう、27の加盟国と、4
米フロリダ州パームビーチ郡では過去20年間、郡内の要所要所に設置されたセンサーで、全長4000マイルに及ぶ道路の交通量を計測してきた。それによると、交通量はほぼ毎年2%以上増え続けてきた。 ところが昨年、道路を走るクルマの数がわずかながら減り、今年1~3月には前年同期比7.5%も減少した。 「状況が大きく変わり始めたようです」とパームビーチ郡のエンジニア、ジョージ・ウェッブ氏は言う。「その理由が何なのか、みんなで憶測を巡らせて楽しんでいますよ」。 米国人、ついに目覚めたか パームビーチに限った話ではない。今、全米で道路の交通量が減少傾向にある。米連邦高速道路局の推計(速報値)によると、昨年の全米の交通量は1.4%減少した。 全米平均のガソリン小売価格が1981年に記録したインフレ調整後の最高値である1ガロン=3.40ドルを突破した今、米エネルギー情報局(EIA)はガソリン消費量が今年、0.
中部国際空港会社が12日発表した平成20年3月期連結決算は、国内線の便数減や、空港の利用促進関連費用の増加で、純利益が前期比75.0%減の2億9600万円となった。一方、国際線や免税店は堅調で、売上高は0.7%増の528億円と過去最高を更新した。 国内線は発着回数が9.3%減、旅客数が4.1%減となった。全国的な需要の減少のほか、県営名古屋空港との競合も影響した。記者会見した稲葉良●(=目へんに見)社長は「コスト削減などで何とか黒字を達成できた」と話した。 21年3月期の業績予想は、売上高は0.8%増の533億円だが、純利益は66.3%減の1億円とした。全日空の国際貨物専用便が全面撤退したこともマイナス要因となる。
「飛行機は自動車よりCO2排出量が少ない」:旅程を比較するツール 2008年5月 1日 環境 コメント: トラックバック (0) Dave Demerjian Graphic: Finnair フィンランド航空が二酸化炭素(CO2)排出の問題に積極的に取り組んでいるのを知ることは喜ばしい。実際、北欧の航空業界のトレンド・セッターであるフィンランド航空は、世界的なCO2問題に対する取り組みに関して非常にオープンかつ率直だ。同社は、乗客のためにCO2排出量計算機を開発し、同社ウェブサイトのホームページからリンクを張っている。 これはシンプルだが、とてもクールなアプリケーションだ。出発地と目的地を入力すると、航程の全距離、乗客1名あたりの燃料消費量、その燃料によって排出されるCO2量が算出される。 乗客1人あたりの燃料消費量の算出については、異なる飛行タイプごとの一般的な燃料積載の割合(長距離便
1997年の「気候変動に関する国際連合枠組条約の京都議定書」(通称、京都議定書)によって、“環境の時代”を象徴する街となった古都・京都。ここではさまざまな環境施策が試みられているが、その中でも地域住民の生活に根付いているのが、食用油を原料とするバイオディーゼル燃料の収集・利用プログラムだ。京都市の利用するゴミ収集車すべてと市バスの一部で、バイオディーゼル燃料を使用。運用規模は約300台と国内最大の取り組みになっている。 今回の時事日想は特別編として、京都のバイオディーゼルバスについてレポート。実際の乗り心地や運用状況について紹介したい。 →古都に受け入れられたカーシェアリング――写真で見る京都のプチレンタ 市バスとゴミ収集車が廃食用油で走る 京都市がバイオディーゼル燃料化事業をスタートさせたのは1997年8月。京都議定書の決議を受けて、自治体が取り組む環境施策として開始した。 バイオディー
■貨物量、港湾設備に懸念も 今年2月の輸送実験では、実際に自動車部品を入れたコンテナを仙台港から秋田港まで鉄道で輸送し、貨物船でウラジオストクにほど近い、ボストーチヌイ港まで運んだ。 仙台以北のJR線では、これまで40フィートの海上コンテナを列車輸送した実績はなく、初の試みだった。国土交通省東北地方整備局は「輸送システムはほぼ有効に機能すると確認できた」と結論付けた。 しかし、この成功により、事業化へ一直線かというにはあまりにも課題が多い。 「環日本海シーアンドレール構想」検討委員会の委員長、稲村肇東北大教授は、「最大の課題は輸送コスト。鉄道はトラックと同等か、それ以上の費用がかかる。価格面では安価な海上輸送とは競争にならない」という。続けて「まとまった量の貨物を安定供給できないと、貨車が運行できず、利点である輸送時間も失われる」と指摘。 加え、シベリア鉄道の輸送料が値上がりし続けているこ
国土交通省東北地方整備局が進める、日露間の物流を鉄道と海運で結ぶ「環日本海シーアンドレール構想」で秋田港(秋田市)がモデル港に選ばれた。先月下旬に開かれた検討委員会で、輸送実験の成功を受け、委員長である稲村肇・東北大教授は「実験から実施段階に入った」とし、来月には最終報告がなされる見込みだ。秋田を窓口に、日本とユーラシア大陸の物流をつなぐ壮大な構想へ期待が高まるが課題も残る。(宮原啓彰) ◇ 東北地方整備局は、秋田港をモデル港に選んだ理由に「コンテナヤードと鉄道が隣接する」優位性を挙げる。同港の大浜コンテナヤードまでは秋田臨海鉄道が走る。日本海側に同港ほど貨物駅が隣接する港はない。「コンテナを積み替える時間とコストを大幅に減らせることが大きい」と同整備局はいう。また、「同港からウラジオストクまで約 790キロと、日本海側の主要港で一番近い」ことも利点だ。
高騰で燃料費が2倍:各航空会社、文字通りの「軽量化」に必死 2008年4月 8日 経済・ビジネス コメント: トラックバック (0) Dave Demerjian Photo credit: Associated Press 航空会社の年間の燃料代が倍になったとき、各社は何をするべきだろうか。まず挙げられるのは、飛行機にダイエットさせることだ。 今や燃料代は航空会社にとって単独で最大の出費となっている(この後に人件費が続く)が、CNNの報告によると、航空会社各社は、燃料にかかる費用を節約するためなら何でも必死で試みているという。 飛行機の重量を減らすのも1つの方法であるため、各社は機内を徹底的に調べ上げて、必ずしも必要ではないものをすべて放り出している。 例えば、US Airways社では、食事用のカートを5キログラムほど軽いものに入れ替えた。 ジェット機で世界中の娯楽を求めて飛び回る一握
宇宙開発とビジネスと民主主義(moderntimes) 宇宙開発と社会との関係を分析。 松浦晋也と鹿野 司の“読書ノート”(裳華房) 裳華房メールマガジンでの書評連載。 日経クロステック著者検索 松浦晋也 日経BPの媒体に書いた2003年以降に書いた技術的記事が読めます。全部ではありません。一部は同社のウェブ媒体リニューアルで消えたままになっています。 日経ビジネス電子版・著者ページ 2015年以降に日経ビジネス電子版に書いた記事は、ここから読むことができます。 介護生活敗戦記 2017年に連載した、認知症を発症した母80歳を自宅介護した記録です。現在連載は、NPO法人「となりのかいご」代表の川内潤さんが受け継いでいます。ここから著書「母さん、ごめん。」が生まれました。 松浦晋也の「モビリティビジョン」 2008年から2011年にかけて「Wireless Wire」で行った乗り物に関する連
ありがとう、平成――。2019年5月に改元を控え、特別な思いを募らせている地域がある。岐阜県南部、旧武儀町(現関市)にある「平成(へなり)地区」。30年前、新元号と同じ漢字を使うことから脚光を浴び…続き[NEW] 元号公表時期、年明け判断へ 4月を想定 [有料会員限定] 「#平成最後」が急上昇 SNS投稿、日常に特別感 [有料会員限定]
筆者の娘は2007年2月末から1年間の予定で北京の清華大学へ語学留学していたが、2008年1月末に予定通り留学生活を終了した。 筆者は娘が留学する際にも夫婦で娘に付き添って北京入りして、留学手続きを行ったが、今回娘の帰国に際しても、1月27日に夫婦で北京入りし、娘の帰国荷物の整理を手伝い、2月1日に100キロにも上る娘の荷物を持って娘と共に帰国した。1年前に清華大学の留学生寮に娘を残して帰国した際には、中国語の会話はカタコトしかできない娘の不安げな表情に後ろ髪を引かれる思いであったが、今回北京で再会した娘がそれなりの中国語を話すのを聞いて、安堵するとともに、うれしさはひとしおであった。親馬鹿につける薬なしといったところか。 娘は、筆者が北京駐在中の1985年12月に生後3カ月で北京へ移り住み、かわいがってくれたお手伝いさんの影響で最初に話した言葉は中国語であり、北京第一幼稚園で中国人の子供
ありがとう、平成――。2019年5月に改元を控え、特別な思いを募らせている地域がある。岐阜県南部、旧武儀町(現関市)にある「平成(へなり)地区」。30年前、新元号と同じ漢字を使うことから脚光を浴び…続き 元号公表時期、年明け判断へ 4月を想定 [有料会員限定] 「#平成最後」が急上昇 SNS投稿、日常に特別感 [有料会員限定]
2006年11月からテレビや新聞で繰り返し紹介された「銚子電鉄」は、自社で販売するぬれせんべいの購入を呼びかけ、その売り上げを車両の検査などの安全対策費用にあて、窮地をしのぎました。この、現代のおとぎ話のような復活劇の陰には、インターネットによる情報発信の力があります。銚子電鉄をめぐる騒動は、ホームページに掲載された一つの文章から始まったのです。 このエピソードは、地方景気の後退にあえぐ中小企業や、インターネットによるコミュニケーションで悩む企業にとって、大きなヒントとなるものです。この連載では、銚子電鉄で鉄道部の次長をつとめる向後功作氏に、「ぬれせんべい騒動」から見えてきたネットの可能性について語っていただきます。 (本連載は、向後氏が1年にもおよぶ騒動をまとめた単行本『がんばれ! 銚子電鉄 ローカル鉄道とまちづくり』をWeb向けに再構成したものです) 「銚子電鉄」というローカル鉄道をご
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