サッカー・Jリーグは21日、各クラブの育成組織を「格付け」して課題を指摘する制度を試験導入する計画を明らかにした。若手強化につなげる狙いで初の試みだ。 村井チェアマンによると、欧州にはクラブの育成組織の指導レベルや設備などを「星いくつ」と判定して改善策を授ける専門業者があり、Jリーグがこの業者と契約交渉を進めているという。成立すれば12月にJ1、2の計3クラブについて調査を頼み、結果を見て本格導入を検討する。 日本の年代別代表は今年、16歳以下(U16)とU19が年代別ワールドカップ出場を逃し、U21もアジア大会で準々決勝敗退に終わるなど、てこ入れが急務。村井チェアマンは「中長期的な選手育成はJリーグの役割」と説明した。