家に現金がいくらあるか尋ねる、いわゆる「アポ電」があった東京 江東区のマンションに押し入り、高齢の女性を窒息死させたとして、強盗致死の罪に問われた3人の被告に対し、東京地方裁判所は懲役28年と27年の判決を言い渡しました。 須江拓貴被告(24)ら3人はおととし2月、東京 江東区のマンションに押し入り、1人暮らしの80歳の女性の手足を縛ったうえ、口や鼻を塞ぐなどして窒息死させたとして、強盗致死などの罪に問われました。 検察が無期懲役を求刑した一方、弁護側は被害者の死因について被告らの暴行によるストレスで持病が急に悪化したと主張し、争いました。 判決で東京地方裁判所の守下実裁判長は「被害者の首に目立った内出血が見当たらず、圧迫したか疑問が生じる。『疑わしきは被告の利益に』の原則に従い、死因は持病の慢性心不全の悪化と認定した」と指摘し、弁護側の主張を認めました。 そのうえで「被告らは被害者を死亡