この数年、子ども向けのプログラミング教育は大きな発展を見せている。書店の児童書・学習参考書コーナーには「○歳からのプログラミング」の文字が並び、子ども向けのプログラミング教室は人気の習い事のひとつに仲間入りした。日本玩具教会が毎年発表する「日本おもちゃ大賞」のエデュケーショナル・トイ部門では、2017年から3年連続でプログラミングを学べる玩具が入賞を果たしている。 「プログラミング」と聞いてほとんどの人が真っ先に思い浮かべるのは、文字や数字、記号が並んだパソコンのスクリーンのイメージだろう。しかし、特に小学校低中学年の子どもにとって、テキストベースのプログラミング言語をいきなり覚えたり打ったりするのは負担が大きくなりがちだ。そのため子ども向けの教材の多くでは、プログラミングで使われる要素をブロックのようにビジュアル化し、それをマウスのドラッグ&ドロップで組み立てる視覚的なプログラミング言語
拡大 点字図書(右上)や、録音図書(左のCDと再生機)、ハイライト機能も備えたデジタル図書(右下)など「アクセシブルな書籍」にはさまざまな種類がある 視覚障害などがあって活字を読むのが難しい人が、本にアクセスできる環境づくりを目指す「読書バリアフリー法」が昨年6月、成立した。ただその鍵を握る点字図書や録音図書の充実がボランティア頼みだったり、出版社から書籍のデータ提供が進まなかったりと課題は多い。あらゆる人が本に親しめるようにするためには、何が必要なのか。 点訳に半年待ち 福岡県立福岡高等視覚特別支援学校の教諭、久保弘樹さん(47)は生まれつき弱視で、8年ほど前に全く見えなくなった。普段は、全国約400の施設や団体が加盟する点字図書や録音図書などのデータベース「サピエ図書館」を利用する。 本の点訳や、音声化する音訳は、全国の点字図書館などに登録するボランティアが支えている。久保さんも、読み
藤枝市のNPO法人藤枝光文庫(石神利之理事長)はこのほど、点字歌集「ヒットソング30」を作製した。全国の視覚特別支援学校など100施設に寄贈する予定で、県立藤枝北高と藤枝順心高の生徒、静岡文化芸術大の学生らボランティアが20日、宛名書きなど歌集の発送作業に取り組んだ。 歌集は「パプリカ」やあいみょんの「マリーゴールド」など最近の流行曲をはじめ、「東京五輪音頭」や「おどるポンポコリン」などさまざまな世代が親しみやすい曲の歌詞を載せた。B5判で95ページ。 生徒たちは夏休みを利用して選曲や印刷作業などに取り組み、約1カ月かけて完成させた。歌集製作は年1回続けている取り組み。採算面などから点字歌集の発行は少ないという。県立藤枝北高3年の女子生徒(17)は「実際に触れることで点字の重要性を知ることができた」と振り返った。 石神理事長は「点字や視覚障害者に子どもたちが接する機会を通じ、必要性や立場の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く