〇明日からの怒涛の３日連続質疑の準備のために、昨晩から上京。月曜日からバリバリと国会ではたらいております。 選挙制度改革協議会では、小選挙区比例代表併用制を採用しているドイツについて河崎健上智大学教授から、比例代表制を採用しているスウェーデンについて渡辺博明龍谷大学教授からヒアリングを行いました。いずれの国も政党を中心とする政治が行われていますが、それは単に政党法を制定すればいいという問題ではなく、職能や思想などの元々あった集団を背景に政党が作られているという歴史的・文化的背景があることを学びました。 依存症対策議員連盟では、この週末に地元の啓発活動に参加してきたギャンブル依存症対策の議員立法について協議。ギャンブル依存症問題を考える会の田中紀子さんが連れてきた若者から、衝撃的な体験談をお聞きしました。 お一人は、海外経験もある英語が堪能な真面目なサラリーマンが、違法なオンラインカジノには

〇今週は３回も質疑に立たなければならないので、頭にはずっとそのことが離れない中での地元活動。 参議院選挙に向けて小沼巧さんの事務所開きが執り行われました。経済産業省の後輩でもあり、この６年間の国会での論戦での活躍は出色。「党より人物」で応援いたします。 ギャンブル等依存症啓発週間特別セミナーが開かれましたので、昨年国会の厚生労働委員会で取り上げ、その後ギャンブル依存症基本計画の改定がなされ、議員立法でギャンブル依存症基本法の改正が行われようとしていることを報告いたしました。自民党の舘・磯崎・高橋県議もいらしていましたが、これまでもこの問題では党派を超えて連携してまいりました。こうした問題も地道に取り組んでいる議員がいることが本来の自民党の強さでもあります。 夜には、まちづくりのための同級生による団体(一社)水戸４５６会で３月末のイベントの打ち上げ。国会が忙しくて私は大して貢献できませんでし

〇日韓議連の役員として朴喆煕（パク・チョルヒ）駐日韓国大使に大使公邸にお招きいただき、大使館の皆さんと懇親をしてまいりました。林芳正官房長官、山口那津男前公明党代表など多くの要人もいらしていました。 大使は、ソウル大学日本研究所長などを務めた超知日派。「当時反日運動が盛んだった時になんで日本研究なんてやろうとおもったんですか？」とお聞きしたら、「アジアで唯一民主政治を実現した日本を研究したかったから」と答えていただきました。他の同世代の大使館員の何人かも、学生時代にはデモなどの民主化運動に没頭していたとのこと。かつて私も官僚時代に経験したのですが、マルチの国際会議の場で日韓がいかに協力して欧米諸国などと対峙したかなどの経験談に話が咲きました。時折噴出する嫌韓・反日の世論と異なり、人間同士が織りなす実際の日韓関係は複雑で重層的です。 「日韓関係が一番いい時に着任出来て幸せだ」と昨秋の着任時に

〇今日、内閣委員会で採決された日本学術会議法案。私たち有志の会は、反対。同僚の緒方林太郎議員の堂々たる反対討論、ぜひご一読を。 www.youtube.com ここに今の日本の政治状況が集約されている。私たちはイデオロギーからではなく、法律の条文ベースで検討して、あまりにも法案の出来が悪いため反対。本来このような出来の悪い悪法は、与野党逆転の衆議院の状況では、葬り去ったり修正することができる。しかし、野党第一党は与野党逆転で成立可能な衆議院では修正案を出さず。初めから成立する見込みのない参議院で修正案を出すという。 特定のイデオロギーを掲げる特定の支援団体を満足させるだけで、悪法を修正して真っ当なものにしようとする政策論議と本気の国会対応なき「ネオ55年体制」の堕落した野党の姿を、国民はしっかりと見るべきである。私が担当するマンション建替え関連法案も同じであってはならない。 議員会館の外で

〇マンションの管理・再生の円滑化等のための区分所有法等改正法案について、参考人の先生たちに対して質疑を行いました。質疑の模様は、YouTubeからご覧ください。 www.youtube.com 参考人は、不動産学が専門家の齋藤広子横浜市大教授、民法が専門の沖野眞巳東大教 授、東京第二弁護士会の中野明安先生、欠陥住宅全国ネット幹事長で弁護士かつ建築士の神崎哲先生です。 そもそも、今回の法改正を政府が決定するに当たって、法制審議会区分所有法制部会ではさまざまな議論が行われ、両論が対立する場面もありましたが、部会長の佐久間毅同志社大学教授が自説を滔々と述べて対立する意見を公平に扱っていない場面が多くあります。専門家であっても幹事という立場では議決権がなく、逆に議決権を持っている多くの委員は法律の専門家でない人が多くいます。かつての私のシンクタンク勤務時代の部下も入っています。これでは、公正な議論

〇国会では連日さまざまな会議や議員連盟が開かれています。 今年は戦後８０年の節目の年なので、これに因んださまざまな超党派議連が積極的に活動しております。新たに「戦没者のご遺骨等の収集の加速化を図る議員連盟」が設立され、私は副会長に就任しました。政府の遺骨収集団の一員として現場を経験している立場から、貢献したまいります。10年以上活動している「空襲議連」では、空襲で心身障害等を受けた方への弔慰金をお支払いする議員立法の法案が了承され、各党派での党内手続きに入ることが確認されました。ようやく９合目まで来ました。あと一息です。 新たに設立された高次脳機能障害支援に関する議員連盟でも、議員立法での支援法案を策定するために議論が行われました。こちらも私も役員になって、貢献してまいります。普段は強面の保守派と言われる議員が弱者のための議員立法に熱心に取り組んでいたり、「この議員はこんなことにも熱心に取

〇明日の国土交通委員会で、マンション管理・再生円滑化等のための区分所有法等改正法案に関して、参考人に対する質疑を行います。ぜひ衆議院のインターネット中継かYouTubeでご覧ください。 www.shugiintv.go.jp

〇福岡資麿厚生労働大臣から、パラオ共和国訪問の報告のお手紙をいただきました。先に投稿したとおり、福岡大臣は昨年５月に発見されたペリリュー島の集団埋葬地のご遺骨を令和９年までに収容するために、パラオ政府が全面協力することを取り付けてくれました。これは、昨年９月に福岡大臣の前任の武見厚生労働大臣に直談判してお願いしたことの満額回答を得たことになりました。 福岡大臣は、ペリリュー島に私たち水戸歩兵二連隊・ペリリュー島慰霊会が建立した天皇皇后両陛下ご訪問記念碑にもお立ち寄りいただきました。写真は厚生労働省からいただいたものです。福岡大臣は単なる大臣としてのお仕事ではなく、自らの信念に照らして今回の成果を挙げてくださいました。改めて最大限の敬意と感謝を表したいと思います。

〇国土交通委員会で、マンションの管理・再生の円滑のための区分所有法等を改正する法律案の審議に臨みました。 この法案によって、マンションの建替えや修繕等のための手続きを合理化しようとする趣旨には賛同しますが、いくつか懸念となる点がありますので、それらについて確認を行いました。審議の模様は、YouTubeからご覧ください。 www.youtube.com 今日、一番問題だと思ったのは、以下の点です。今回の改正法案によって、マンションの建替え決議があった場合には、区分所有者は賃借人に対して補償金を払って賃貸借の終了を請求できるようになっています。さらに、マンションの建物敷地売却や取壊しについても、これまで全員の議決が必要だったのが4/5の議決で可能としています。 高齢者などにとっては、別のマンションに引っ越しすることが物理的に困難な場合もあるでしょう。近くに行きつけの病院があって、別の場所に引っ

〇この福岡厚生労働大臣のパラオ訪問の成果、涙が出そうになるくらいありがたい。 www.asahi.com 【太平洋戦争の激戦地・パラオのペリリュー島で戦没者の遺骨収集を加速させるため、福岡資麿厚生労働相は5日、パラオの担当閣僚と会談し、協力を得ることで合意した。島では昨年、千人以上とみられる異例の規模の集団埋葬地が見つかった。厚労省は関連予算を倍増させ、2027年度までに収集することを目指す】 昨年5月にペリリュー島に集団埋葬地が見つかったことで、早期のご遺骨の帰還を求め、昨年9月には武見前厚労相に直談判し、今年2月28日には新任の福岡厚労相に国会の予算委員会第5分科会で下記のように訴えた。武見大臣も福岡大臣も、政治家同士の対話の中で心を動かし、政治的判断をしていただけるものと確信したが、福岡大臣は早速の行動に移してくださった。 武見・福岡新旧厚労相に、心から感謝したい。こうやって物事が動

〇GW最終日は、本降りの雨のため街宣は中止。このGW中の思い出。 水戸まちなかフェスティバルでは、水戸市内で活動する多くの団体の皆さんがさまざまな出展・出店をしていました。まさに水戸の底力が表れています。特に、高校生や大学たちが頑張っているのが印象的でした。水戸には大学が２つあるのに、あまりその存在を感じません。大学生たちにどんどん街に出てきて、自分たちの街として盛り上げてほしいと思います。 最初の選挙からお世話になっている旭電機製作所は、創立75周年。同世代の息子さんの代に社長が交代してからは、公私にわたってお世話になっています。日本のものづくりの現場はまさに人が支えているというのがよくわかる式典でした。さらに、最初の選挙から応援していただいている、押し花の先生の「城里の母」の展示会にも。 22年間に亘って、多くの地元の皆さんにお世話になって政治活動を続けさせていただいております。

〇今年のGWの間なんだかスッキリしない気分なのは、GW明けの5月7日11:57からマンション建替え関連の法案審議があるから。（審議の模様は衆議院のインターネット中継かYouTubeでご覧ください。） 例年、GWは初夏の陽気を街宣車で回るのですが、今年はGW明けの法案審議が気になって地元回りがおぼつきません。地元活動で使う頭と国会審議で使う頭は全く別物のため、私の中で両立できないのです。マンション法案は法案資料だけで4cmも厚さがある難しくて重い法案。持ち歩くのだけで大変。マンションの共用部分の損害賠償請求権のあり方について、法曹界では意見が分かれています。 官僚時代に毎年内閣法制局に通って法案を作成していた私は、行政関係法令にはかなり強い自信を持っているのですが、法学部で体系的に学んでいないため、民法などの基礎知識は国家公務員試験の時に付け焼刃で勉強しただけ。民法の泰斗、我妻栄の『物権法』

〇昭和天皇のお誕生日の「昭和の日」は見事な青天の下、各地で様々なイベントや祭事が行われました。 第44回になる笠間の陶炎祭は、今年も朝から大勢の来客でごった返していました。開会式では、台湾一の陶器の産地の新北市鶯歌と笠間との産地協定が締結されました。コロナ禍時期に国慶節で訪台した私は、台湾のテレビのインタビューで「今後の日台の交流はLocal to Localを深めるべき。たとえば陶器の産地の笠間と鶯歌など」と答えたところ、それを見ていた新北市長から笠間市長宛てに交流を求める親書が届き、交流が始まるきっかけの一つとなりました。今年、こうした産地協定が結ばれたことは、感慨深いものがあります。今後両地域の交流がさらに深まることを期待します。 笠間市は、開祖植芝盛平翁が本拠とした合気道の聖地でもあります。岩間にある合気神社で例大祭が開催されました。日本全国のみならず海外からも多くの方が訪れていま

〇私が携わっている民間空襲等被害者救済法案の議員立法の動きを、今日の東京新聞が大きく見開きで記事にしてくれています。先日の空襲連院内集会での私の発言も、紹介していただいております。 www.tokyo-np.co.jp 昨年の通常国会で私が武見厚生労働大臣と議論して、これまで逃げ続けてきた厚生労働省が担当省であることを初めて認めさせました。その後、厚生労働省はさまざまな論点を提示していますが、私から見てそれらは十分に対応可能なものであると考えます。戦後８０年の今年こそ、議員立法を実現する大きな節目にしなければならないと考えております。 昨年の衆院選の時、娘さんの選挙を放って私の地元に応援に来てくださった鈴木宗男参議院議員は、その時「福島君は、票にもカネにもならない空襲被害者救済に一生懸命取り組んでいる」と紹介してくださいました。鈴木先生こそ、空襲のほとんどなかった北海道選出の議員なのに、毎

〇GW期間は国会は休戦。地元に戻ってさまざまな場に。 筑西市では、伊達組結成130周年記念式典が盛大に開催されました。日本最大級のお神輿を挙げる伊達組は、日本一の伊達男たちです。水戸市では茨城県弁護士会役員就任披露パーティー。新会長の遠藤俊弘先生は同い年。仲間の程塚さんも副会長に就任しました。 盟友の玉造県議の事務所でのBBQにも立ち寄りました。玉造さんの後援会は、同級生やご近所の皆さんが中心となったアットホームなもの。いろいろな政治家の後援会を見ていますが、意外と同級生が熱心に応援している政治家は少ないものです。玉ちゃんの人柄によるものでしょう。私も、城里地区で支援者の皆さんにお集まりいただいて国政のご報告。 その他にもいくつかの会合に出ておりますが、割愛いたします。気候も最高のGWは、これから街宣車でも回ってまいります。

〇本日の産経新聞の１面「石橋湛山元首相没後５２年」という記事に、私のコメントを掲載していただきました。 www.sankei.com 取材を受けて30分間、ポスト近代における石橋湛山の意義などについて話したのですが、ちょっと難しかったのでしょうか。引用されたのは、「ここ？」という感じのところです。まあ、ある意味、産経新聞らしいのでしょうが。 石橋湛山研究会から多くの閣僚を輩出しているのですから、石破首相には湛山イズムの欠片でも見せてほしいものです。

〇今週の国会活動も盛りだくさん。 議員外交では、日本ベトナム友好議連のメンバーとしてベトナム大使館にお招きいただきファン・クアン・ヒエウ駐日ベトナム大使と懇談会。大使からは「茨城県のこれまでの民間での充実した日越交流に感謝します」とお言葉をいただきました。 議員連盟では、全国空襲連の院内集会で空襲被害者等への弔慰金を支給する議員立法の実現に向けた決意を申し述べました。活字文化議員連盟総会では学校図書館議員連盟と共催で、書店活性化に向けた共同提言を読売新聞の山口社長と講談社の野間社長からいただきました。 地元でいくつかのご相談をいただいていた高次脳機能障害について新たに超党派の議連が設立され、私も一言意見を申し述べました。これ以外にもいくつかの議連の会合に参加しました。議員立法を実現するためには、党派を超えた賛同が必要となります。それぞれの議員立法の実現に向けて、尽力してまいります。 このよ

〇今日発売の『週刊新潮』に私のコメントが掲載されております。決して私の恥ずかしいスキャンダルではありません。「コメ最高値更新の最中に財務省が密かに進める『農政改悪』」という、昨今の農政に関する記事です。 週刊誌とは思えないような（失礼！）骨太な読み応えのある記事です。巷には自称専門家によるコメ不足を解説する安っぽい記事があふれていますが、だいたいが誰かを悪者に仕立てた読み心地のいい娯楽記事です。一方、この記事は農業経済の学識者からも取材し、日本の農業を巡る構造的な問題にアプローチしております。ぜひご購入の上、ご一読をお薦めします。 【ある農水省ＯＢに（日本の食の未来が見えないという思いを）伝えた。するとこんなことを言った。 「昔は各地方に食糧事務所等があって、農水省の職員が常駐していました。熊本県なら700人はいたのです。本省の職員は彼らを通じて正確な情報を得ていましたが、この30年で地方

〇国土交通省で、二地域居住の促進について議論しました。質疑の模様は、YouTubeからご覧ください。 www.youtube.com 今年の通常国会では、石破首相の施政方針演説で「二地域を拠点とする活動を支援します」と言及され、中野国土交通大臣の所信表明でも「二地域居住等の促進」が挙げられています。東京などの大都会と地方の二つを居住の拠点とするライフスタイルは、高齢化・過疎化が進む地方において、地域活性化のための切り札であると考えています。 しかし、昨年11月に施行された二地域居住の促進のための改正広域的地域活性化法には、法案審議時に指摘したようないくつかの欠陥があります。さらに、二地域居住を本格的に進めるためには住民税を二つの自治体に分けて納められるようにしたり、住民票などの制度を抜本から変える必要もあります。こうした、二地域居住の促進に向けた本気の政府の姿勢を問いました。 中野大臣は相

○明日の国土交通委員会で12:40から20分間、質疑に立ちます。テーマは２地域居住。質疑の模様は、衆議院のインターネット中継かYouTubeでご覧ください。 昨年の通常国会で、広域地域活性化法改正法が成立して二地域居住支援が法定化されました。今年の通常国会では、石破首相の施政方針演説や中野国土交通大臣の所信表明演説でも二地域居住が触れられています。果たして今、実効性のある政策が実施されているのか？立法府の役割として、法案に賛否を表明するだけではなく、施行状況のフォローアップを行います。 現場実態を踏まえた質疑を行うつもりですので、ぜひ御覧ください。 www.shugiintv.go.jp