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  • 「62歳、住所不定、無職」の新人作家・赤松利市さんが小説「らんちう」で書かずにはいられなかった“ロスジェネの相対的貧困”|好書好日

    舞台は海辺にあるリゾート旅館。そこで従業員と元従業員6人が総支配人を殺害し、警察に通報するところから物語は始まる。しかし彼らの供述には、あやふやな殺意しかない。殺された総支配人は太っただらしのない男で、強引な経営方針で周りを翻弄してきた。総支配人のである若女将は従業員から慕われ、傾きかけた実家の旅館を立て直すために好きでもない男と結婚したとみんなから同情されている。違法な長時間労働や自己啓発セミナーなどの事実も供述からは見えてきて、やがて物語は、予想外の結末に向かっていく。 ――「らんちう」というタイトルに意表をつかれました。ランチュウとは頭がこぶ状になっている、変わった形の金魚のことですね。殺された支配人が飼っていたのが、2匹のランチュウだった。なぜランチュウを作品のタイトル、そして象徴にしようと思ったのでしょう。 まず、高価な金魚であること。そして、奇形である。私は小さい頃から魚が好

    「62歳、住所不定、無職」の新人作家・赤松利市さんが小説「らんちう」で書かずにはいられなかった“ロスジェネの相対的貧困”|好書好日
    fulci
    fulci 2019/01/08
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