上野動物園では、絶滅危惧種であり、国の特別天然記念物である日本産ライチョウの飼育繁殖に今年度も取り組んでいます。 2016年6月に乗鞍岳で採取した卵を当園で孵化させ、成長した雌雄を2017年5月から見合いし、同居させたところ交尾が確認されました。その後、メスが産んだ卵を園内の人工孵化施設の孵卵器(卵を孵化させるために一定温度で温める装置)に入れて温めていたところ、このたび2017年6月27日に2羽のヒナが孵化しました。 また、富山市ファミリーパークで産卵され、6月22日に上野動物園に移送後、孵卵器で温めていた3個の卵から1羽が孵化しました(残り2個は発生途中で中止)。 孵化したライチョウ孵 化 数 3羽 性 別 不明 体 重 16.0~17.9g 孵化日時 2017年6月27日(火) 11時から19時29分 孵化までの経過 5月 1日 当園でオスNo.2とメスNo.3の見合い