サッカー関係の本は好きなので結構読むのですが,この本は面白いです.FCバルセロナは去年12月にFIFAクラブワールドカップ2009に優勝し,現在のリーガエスパニョーラでも首位と,現在最も勢いのある世界有数のビッククラブです.しかし,2002年頃には大幅な赤字(7300万ユーロ)で経営難に直面していました.それをどうやって2003年に黒字に戻し,2008年には収益を2002年と比べて3倍以上にしたのかが述べられています. 当時からトップの収益を誇るマンチェスターユナイテッドから学べるところを全部学んだ上で,独自の理念・戦略を考え,それをどうやってチーム全体に根付かせたかというのを,マネージメント,リーダーシップ,マーケティング,育成,交渉など様々な側面から触れています.この経営改革によって,現在FCバルセロナは一つのグローバル企業のような存在になっています.スペインの一サッカークラブが日本語