最高裁判所のホームページ(HP)が改ざんされ、「釣魚島は中国である」との文章と中国国旗などの写真が表示されていることが、14日夜分かった。最高裁は外部からの不正アクセスの疑いがあるとし、管理業者に依頼して原因を調べている。 改ざんされたのは全国の裁判所を紹介するページで、アクセスすると大きな中国国旗が掲揚された尖閣諸島の写真が表示され、「釣魚島は中国である。日本は釣魚島から抜け出す」との文章が書き込まれていた。改ざん発見後、HPはつながりにくい状態になった。 最高裁のHPは、今年6月にも外部からの不正アクセスで表示できなくなった。この際は、国際的なハッカー集団「アノニマス」がハッカー攻撃を示唆する声明を出した。【篠原成行】