解説 NTFS上のファイルやフォルダには、サイズやアクセス権、作成/変更などの日付といった属性のほかに、「所有者」という情報が含まれている。だれのファイルやフォルダであるかを表す情報である。 一般的には、最初にそのファイルを作成したユーザーが自動的に所有者となるが、場合によっては所有者を変更したいことがある。 例えば、ユーザーのホームとなるフォルダ(作業用フォルダ)を管理者が手動で作成した場合、そのフォルダの所有者がAdministratorsグループとなることがある。しかしユーザーのホームフォルダの所有者は、ユーザー自身にしておいた方が都合がよい場合がある。所有者ならば、アクセス権などを自由に変更できるし、クォータの計算では、所有者情報が違っていると正しく制限をかけることができなくなるからだ。 NTFSのクォータ機能では、ファイルの所有者に基づいて、誰がいくらディスクを利用しているかを計