最近の都条例についての報道・意見を目にするにつけ、「自由」は空気を吸う事と同じ様に「当然得られる権利」ではないということに改めて気付かされて、背筋が伸びる、もしくは凍る思いです。 ただ、自由と無秩序は違う。それでも、心という形の無いものを秩序立てる唯一の方法は教育であって、法律ではない、と考えます。 法律というのは心を律することはできません。六法全書にも「人を殺すな」とは書いていないと思います。恐らく「人を殺したらこのような刑罰を与えます」とは書いてある筈ですが。 目的が「青少年の健全な育成」であることに何ら反対はありません。ただ、何をもって健全とするか――「刑罰を恐れるから人を殺さない」人間の育成、ということでは、あまりにこの国の社会は情けないものになってしまうのではないでしょうか。 都知事もしくはそれに賛同する方々には、目的を同じくするならば尚更、暴言・失言とも取れてしまう様な言葉を使