どんな人が応募できる? スペインが「デジタルノマド」ビザの発給を計画している。対象はイギリスを含む非EU圏の人々で、発給されれば優遇税制措置のもと、生活費を安く抑えながらこの国で働くことができる。 法案はまだ可決されていないため、詳細は決まっていない部分もあるが、最初の有効期間は1年で、申請者の状況に応じて最大5年間有効になると予想されている。配偶者や子供などの近親者にも応募資格が与えられる。最初の4年間は、法人税と非居住者の収入に課される税金が25%から15%に減税される。 このビザを申請するには、いくつかの条件が求められる。欧州経済圏外の市民であること、少なくとも1年間はリモートで働いていること、スペイン国外の企業と雇用契約を結んでいること、フリーランスの場合はスペイン国外の企業から定期的に仕事を受けていること、などだ。スペイン企業からの収入が20%を上回る場合は申請できない。