カナダ中西部サスカチワン州で9月4日早朝、大量殺人事件が発生した。先住民保護地区のジェームズ・スミス・クリー・ネーションとその近隣の小村ウェルドンで計10人が刃物で刺されて死亡、18人が負傷し、容疑者たちは逃走中だった。 カナダ史上で最大級の大量殺人事件に、国内外で衝撃が走った。カナダ最大の全国紙「グローブ・アンド・メール」は本事件に関する最新情報で、逃走中だった容疑者2人のうち1人が死体で見つかったと報じている。 同紙が報じている地元警察の発表によれば、死亡が確認されたのはダミアン・サンダーソン(31)で、自傷ではないと思われる負傷が死因とされている。死体はジェームズ・スミス・クリー・ネーションの草地で発見された。 もう1人の容疑者はその弟マイルズ・サンダーソン(30)で、当局はこちらも傷を負ったまま逃走中と見ている。弟が兄を殺害したのかと同紙の質問に対し、警察はその可能性を捜査している