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人生に関するfutenrojinのブックマーク (115)

  • 世界を歩き続けることは「瞑想」だった──7年間の冒険で得た学びとは | 強盗に遭い、命の危機も経験したけれど

    トム・ターシッチは行き詰まっていた。だがある日、高校でクラスメイトたちと観た、映画『いまを生きる』(1989)が運命を変えた。 ロビン・ウィリアムズ扮する英語教師ジョン・キーティングが、文学への愛を通じて生徒らに大切な気づきを授ける作品だ。キーティングの「今日を生きろ(カルペ・ディエム)。毎日を楽しみ、君らの人生をかけがえのないものにしろ」というメッセージが、劇中の生徒らに多大な影響を与える。そしてターシッチもまた、非常に刺激を受けた。 彼は、この映画を繰り返し観た。今日を生きて、人生をかけがえのないものにするにはどうすることがベストなのかと自問した。そうして、「自分の未来はなるようにしかならないのではない。自分で切り拓くことができるもの」という思いに行き着いたのだ。 それからは、ひたすら行動に移した。高校の水泳チーム代表として優勝し、舞台に出演し、中断していたテニスを始めて校内チャンピオ

    世界を歩き続けることは「瞑想」だった──7年間の冒険で得た学びとは | 強盗に遭い、命の危機も経験したけれど
  • 坂本龍一さんと沖縄音楽|“ことば”を旅する連載・第47回 | 宮沢和史の「ことば永遠(とわ)」

    龍一の訃報は、世界中の音楽家やファンにとって衝撃的なニュースとなった。現在もその死を惜しみ、悼む声が絶えない。 高橋幸宏さんがこの世を去ってから、わずか2ヵ月と少し後に坂龍一さんまでいなくなってしまった……。 おふたりが数年前から闘病生活で苦しんでおられたことは知っていたが、いずれまた世界中を驚かせる美しい音楽を聴かせてくれると、疑わなかった自分がいた。 今年1月にNHKで放送された、坂さんの特別番組『Playing the Piano in NHK & Behind the Scenes』をご覧になっただろうか? ピアノソロのスタイルで一曲一曲収録され、編集された無観客のスタジオライブ的な内容ではあったが、それはそれは素晴らしいピアノ演奏だった。 ただ、曲と曲の間での坂さんのトークがとても弱々しくて、あまりの衰弱ぶりに胸が締めつけられそうになってしまった……。その時に、坂さん

    坂本龍一さんと沖縄音楽|“ことば”を旅する連載・第47回 | 宮沢和史の「ことば永遠(とわ)」
  • 自分をいじめた同級生がメディアで活躍していることを知り苦しいと訴える37歳女性に、鴻上尚史が「悔しいですよね」と声をかけ、勧めたこととは〈dot.〉

    自分をいじめた同級生がメディアで活躍していることを知り苦しいと訴える37歳女性に、鴻上尚史が「悔しいですよね」と声をかけ、勧めたこととは

    自分をいじめた同級生がメディアで活躍していることを知り苦しいと訴える37歳女性に、鴻上尚史が「悔しいですよね」と声をかけ、勧めたこととは〈dot.〉
  • 米兵だった父は、日本人の母と私を捨てたのか─息子が突きとめた“実らなかった恋”の真実 | 半世紀を経て衝撃の事実が明らかに

    ブルース・ハリウッド(57)米退役空軍大佐は、日に住む産みの母親を見つけて、感謝の気持ちを伝えることができた。それで充分だった。かつて空軍にいたという父親を探す必要性は感じなかった。 ハリウッドは、母親ノブエ・オオウチと親しい関係を築けたこと、そして彼女の献身に感謝していた。赤ん坊を米国人夫養子に出したあと、ノブエは経営する堂に「ブルース」という名前をつけ、いつか息子が戻ってきてくれると信じていた。 ノブエは正しかった。2006年、ハリウッドが46歳のとき、2人は再会を果たしたのだ。そのときノブエは父親の話もしてくれた。 2人が出会ったのは1959年のこと。すぐに恋に落ちて、結婚する計画を立てた。ところが空軍兵だった彼に帰任命令が出た。ノブエが妊娠していることは2人とも気づかなかった。 帰国したらすぐに電話をすると言ったのに、彼が電話をよこしたのは何ヵ月もたってからだった。こんな男

    米兵だった父は、日本人の母と私を捨てたのか─息子が突きとめた“実らなかった恋”の真実 | 半世紀を経て衝撃の事実が明らかに
  • 行動遺伝学者ロバート・プロミン「子供の成功には、親も学校もあまり関係ありません」 | 「何冊本を読み聞かせても読解力に影響は出ない」

    私たちは自分で自分の遺伝的資質に合わせている ──DNAによって私たちの性格が形作られていることに関心を持ったのはなぜですか。 人生を振り返ってみたとき、分岐点のような瞬間があったと考える人は多いですよね。私はシカゴの中心街で育ちました。大学がどんなところなのか知る人は、家族にはいませんでした。大学に進学すれば奨学金がもらえると進路指導の担当者に教えてもらい、これは良い話だと考えてテキサス大学に出願したんです。 そのときは、この大学が行動遺伝学を必修科目とする世界唯一の大学だとは知りもしませんでした。ですが、「生涯を通じて行動遺伝学に取り組みたい」と思うようになるまで時間はさほどかかりませんでした。 クラスには30名ほどの学生がいましたが、行動遺伝学を面白がっていたのは私だけでした。おそらくそれは私の性格によるものでしょう。私は主流に歯向かうのが好きです。心理学にとって、遺伝は重要だと私は

    行動遺伝学者ロバート・プロミン「子供の成功には、親も学校もあまり関係ありません」 | 「何冊本を読み聞かせても読解力に影響は出ない」
  • ハーバード大の「幸せ研究者」も実践、人生の幸福感を高める「ソーシャル・フィットネス」とは | 孤独感を減らし、良好な人間関係を維持する秘訣

    ハーバード大学医学大学院で幸福についての調査研究をするロバート・ウォルディンガー(72)は、現役の精神科医でもある。彼は、2005年に同大学がおこなう幸福な人生の追跡調査の責任者に就任し、1938年に創設されたハーバード大学成人発達研究所の4代目所長となった。 研究所の発足当初はハーバードの学生268人と、ボストンの貧困地域に住む456人の少年を対象に調査がおこなわれた。この大規模な人生の追跡調査は、人の一生のありとあらゆる側面を80年以上にわたってリアルタイムで記録している。健康状態や雇用、友人や配偶者、宗教観、選挙の投票先、子供が生まれたときに抱いた感情、深夜に何について心配したかなど、質問リストは長い。 85年に渡る幸福研究の成果について話すウォルディンガー ウォルディンガーとマーク・シュルツ博士が共同執筆した新著『グッドライフ:世界最長の幸福実験でわかったこと』(未邦訳)は、世界中

    ハーバード大の「幸せ研究者」も実践、人生の幸福感を高める「ソーシャル・フィットネス」とは | 孤独感を減らし、良好な人間関係を維持する秘訣
  • ハーバード大の幸福研究者が教える「幸せな人生を送るための習慣」 | 大切な人たちと好きなことに打ち込もう

    世界で最も長く続けられてきた幸福研究が、あるとき意外な可能性を示唆した。良好な人間関係を築いている人は、健康な状態を維持できるという。1980年代当時、研究者はこの結果に半信半疑だった。 ハーバード大学成人発達研究所の責任者、ロバート・ウォルディンガー博士(72)は言う。 「心と体はもちろんつながっています。しかし人間関係が良好だと、なぜ冠動脈疾患や関節炎を発症しにくくなるのでしょう? 人間関係が生理機能に影響を与えるなんてことが果たしてあるのかと、かつては疑問に思われていました」 成人発達研究所は、幸福に関する大規模な調査研究を85年も続ける。その後、他の研究でも同様の結果が示されるようになり、この発見の重要性が認知された。 ウォルディンガーは、マーク・シュルツ博士と共同執筆した新著『グッドライフ:世界最長の幸福実験でわかったこと』(未邦訳)でも、人間関係とその改善法に焦点を当てている。

    ハーバード大の幸福研究者が教える「幸せな人生を送るための習慣」 | 大切な人たちと好きなことに打ち込もう
  • 20年前から裸足で生活する男性「足裏で大地を感じていると、すべてを楽にこなせるようになりました」 | 他人と違う生活をして何が悪い

    数年前、ジョーゼフ・デルーヴォ・ジュニア(59)は高級スーパーに立ち寄り、卵だけを買ってすぐに出ようとした。しかし乳製品コーナーで店長に制止され、こう声をかけられた。 「を履いていませんが」 店長の指摘通り、デルーヴォはを履いていなかった。というより、彼は普段からほとんどを履かない。 店長は保健衛生基準を持ち出した。デルーヴォが、法には触れていないと突っぱねると、保険契約に引っかかるなどと言葉を濁した。これに対してデルーヴォは、「裸足よりハイヒールのほうが、けがをする人がはるかに多いじゃないか」と言い返した。 しびれを切らした店長はついに、「あるお客さまから苦情が寄せられています」と言ってきた。 「お引き取りください」 デルーヴォがを履かなくなったのは、外反母趾がひどく痛むからというのがそもそもの理由だったが、いまや裸足で過ごすのは身体的な理由を超えている。彼は、人々が見知らぬ他人

    20年前から裸足で生活する男性「足裏で大地を感じていると、すべてを楽にこなせるようになりました」 | 他人と違う生活をして何が悪い
  • エル・オンライン(ELLE ONLINE)

  • ダヴィッド・ル・ブルトン 「超接続社会のなかで“会話”はもはや消滅しつつある」 | 私たちはスクリーンを礼拝しているのか?

    道を歩いているときですら、人々はいつもスクリーンを見ている。私たちはかつてなくコミュニケーションをとっているが、集まって語らい合うことはかつてなく少ない。 仏紙「ル・モンド」に掲載された社会学者ダヴィッド・ル・ブルトンの“嘆き”は、「ながらスマホ」で失われるものが何か、気づかせてくれる──。 目の前の人はもはや重要でない 現代世界は「超接続」の状態にあり、顔をつき合わせた会話は少なくなっている。相手の表情にも目を向けながら、誰かの話を注意深く聞く機会が減っているのだ。会話をより豊かなものにしてくれる人との交流も、やはり稀なものになった。 実際、誰かと一緒にいたとしても、その人がスマートフォンの着信音を聞いた途端に、たとえそこに居たとしても、突然に姿を消してしまったようになり、会話が途切れてしまうというのはよくあることだろう。何かメッセージが届いていないかと、ことあるごとにスマートフォンをポ

    ダヴィッド・ル・ブルトン 「超接続社会のなかで“会話”はもはや消滅しつつある」 | 私たちはスクリーンを礼拝しているのか?
  • 「家族や恋人より友人中心の人生を送ろう」と呼びかけるフランス人哲学者 | “友情推し”マニフェストの新刊で激論

    家族や恋愛よりも親密な友情を中心に生活を築くことは、楽しく、また必要な反逆行為であり、諸国の政府は社会のあり方を根的に考え直すために「友情省」を設置すべきだと、フランスのある有力な哲学者が論じている。 哲学者のジョフロワ・ド・ラガヌリは、友情推進マニフェストともいえる新刊『3──外の世界への思い』(未邦訳)のなかで、作家のディディエ・エリボンとエドゥアール・ルイとの親密な友情について詳しく記している。 この3人は夕を共にし、一日に何度もしゃべり、毎日おやすみとおはようを言い合い、予定を互いに合わせ、会って長話しする友情の時を確実に優先しているのだ。この友情はそれぞれの生活の中心であり、「果てしなく長い話し合い」なのだとド・ラガヌリは表現する。 ド・ラガヌリはこの友情を、よき友情に投資することのラディカルな青写真のようなものとして提示し、家族構成や恋愛関係を優先すべきとする社会の「権威主

    「家族や恋人より友人中心の人生を送ろう」と呼びかけるフランス人哲学者 | “友情推し”マニフェストの新刊で激論
  • 小川洋子「人生で起こることの大半には、明確な理由を与えることはできないものです」 | 四半世紀前の小説が私たちに語ること

    1994年に小説『密やかな結晶』を著したとき、小川洋子は自身が創造したディストピアが四半世紀後に私たちが生きる現実にぴったり合致することになろうとは、想像もしていなかった──科学技術を駆使した大規模な監視、地球の破壊、そして世界規模のパンデミックの狭間にある現実に。 「文学は、謎めいていると同時に魅惑的です。一つの時代で尽きることはなく、また一つの固定された読み方もありません。ですから文学は、100年後の読者たちにも新たな解釈を与え続けてくれる。26年という歳月は、文学においてはほとんど無に等しいものです。これを書いたときには、私自身も現在のパンデミックを想像できませんでした」 小川は、日からメールでそう答えた。 小川洋子(58)は、称賛して止まないノーベル文学賞受賞者・大江健三郎の足跡を追うように文学に足を踏み入れた。ひそかに執筆を始め、1988年に処女小説『揚羽蝶が壊れる時』(『完璧

    小川洋子「人生で起こることの大半には、明確な理由を与えることはできないものです」 | 四半世紀前の小説が私たちに語ること
  • “親友がいないのは不幸せ”か?『女性の品格』坂東眞理子さんが説く“思い込み”にとらわれない生き方 | 女性自身

    「『私はもう年だから……』という“思い込み”はとても多いんです。いまは“人生100年時代”なのに、“人生70年時代”だったころの思い込みで、50歳くらいになると『そろそろ終活しなくちゃ』なんて言い始める人もいます。『そちらの“終活”じゃなくて、就職活動の“就活”のほうが大事よ、50代は』なんて言っているんですけどね」 ベストセラー『女性の品格』で知られる昭和女子大学理事長・総長の坂東眞理子さん(76)。出版したばかりの著書『思い込みにとらわれない生き方』(ポプラ社)では、さまざまな“無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)”について取り上げている。 坂東さんが“無意識の思い込み”について考えるきっかけは、’21年2月に批判が殺到した、森喜朗元首相(85)の“女性は話が長い”という趣旨の発言だった。 「森さんのように『女性だから……』という方は少なくありませんが、“男性だけでなく女性自身

    “親友がいないのは不幸せ”か?『女性の品格』坂東眞理子さんが説く“思い込み”にとらわれない生き方 | 女性自身
  • 卵子凍結という選択肢が今では「オンラインデート」なみに当たり前となりつつある! | 経験者が語る「希望」や「後悔」

    今は予定が無いけれど、いつか自分の子供を持ちたい──そう考えている女性にとって、迫ってくる妊娠や出産のタイムリミットは焦りをもたらすものかもしれない。そんな時の手段のひとつに「卵子凍結」がある。 費用も時間もかかる手段ではあるが、今はこの卵子凍結が当たり前の選択肢の一つになりつつあるという。女性たちの経験談も交えて「ニューヨーク・タイムズ」が報じた。 卵子凍結は「人生の選択の一部に過ぎない」 今後は卵子凍結を「実験的な処置」として扱わない──2012年、アメリカ生殖医療学会はそう報告した。 卵子凍結という処置はそれまで、化学療法をはじめとした、何らかのダメージが身体に残る治療を経験した人を中心に施されてきた。だがアメリカ生殖医療学会はこの年、卵母細胞の冷凍保存は受精を可能にし、それは体外受精と同等の妊娠率があるとのエビデンスを示したのだ。 将来のために卵子を残し、妊娠のタイミングを遅らせた

    卵子凍結という選択肢が今では「オンラインデート」なみに当たり前となりつつある! | 経験者が語る「希望」や「後悔」
  • ハーバード大学の研究が生んだ「あなたの人生に幸せをもたらす7日間チャレンジ」 | 世界最長の幸福研究からわかったこと

    85年にわたる世界最長の幸福研究から得られたデータによれば、人生に幸せをもたらすのは「人との強いつながり」だという。この研究の責任者であるハーバード大学教授ロバート・ウォルディンガーが、人間関係を育み、発展させるための「7つのステップ」を紹介する。 Day1 「ソーシャル・フィットネス」に投資する 1938年、ハーバード大学の研究者らは、人を成長させるものは何かを知るための研究に着手した。被験者724人を対象に、幼少期から人生の終わりまでを追跡調査するというものだ。 それから85年が経った今、研究は3世代に拡大し、最初の被験者の子孫1300人以上が参加している。そしてすべてのデータから、ひとつの明確な結果が導き出された。「強い人間関係が幸せな人生をもたらす」ということだ。 ハーバード・メディカル・スクールの精神医学教授でこの研究の4代目ディレクターを務めるロバート・ウォルディンガーと、副デ

    ハーバード大学の研究が生んだ「あなたの人生に幸せをもたらす7日間チャレンジ」 | 世界最長の幸福研究からわかったこと
  • 2023年を“飛躍の年”にするための「10の小さなステップ」 | Kwik Brain: 脳トレコーチが伝授するブレインハック術

    新年は心機一転して、新たなスタートを切る絶好の機会だ。今回、脳トレコーチのジム・クイックは飛躍の年にするために採用すべき10の小さなステップを紹介する。 新年を迎えた皆さんに、今回は1年を有効活用するための10のコツを紹介しようと思う。最初の4つは、いますぐ辞めたり、減らすべきもの。残りの6つは、率先して行うべきものだ。覚えやすいように、いずれもCで始まるキーワードを用いている。10のコツのうちひとつでも挑戦すれば、なんらかの刺激を得ることができるはずだ。それでは、順不同で挙げてみよう。 1. 他人の目を気にしない まずは、他人を気にかけるのをやめよう(Stop Caring)。当然のことながら、他人に対して思いやりの気持ちを抱くことはとても大切だ。だが、他人の目を気にするのはやめること。もっとも、言うは易く行うは難しで、私もこれには苦労した経験がある。だから、簡単なことだとは言わない。し

    2023年を“飛躍の年”にするための「10の小さなステップ」 | Kwik Brain: 脳トレコーチが伝授するブレインハック術
  • 明るく死んでいったセラピストが教えてくれた「人生を素晴らしく締めくくる方法」 | 彼女と過ごした最期の2ヵ月間

    私のセラピストは、自分は死につつあるのだと言った。まるで「ジム、やめるのよね」とでも言うような口ぶりで。 なんてことだ。私が免疫療法の具合はどうかと聞くと、彼女はすべてやめてしまったと言った。悔しそうではあったが、悲嘆にくれている様子はなかった。私は困惑した。彼女の肺のがんは手術の施しようがないことは知っていたが、ほとんど完治したのだと思っていた。治療のことを聞いたのは、ひとえにひどい副作用がないかどうか確かめるためだった。 実際、化学療法はうまくいかず、免疫療法は状況を悪化させていた。彼女は別の治療法を試してみないかと言われたが、それは髪が抜け落ちることを意味していて、彼女はやりたがらなかった。それで、酸素吸入以外のすべてをやめてしまったのだ。 「ポルカ!(イタリア語で「雌豚」の意味だが、罵り言葉のひとつ。「くそったれ」程度の意味)」とサラは言った。この言葉に、彼女の状況が要約されていた

    明るく死んでいったセラピストが教えてくれた「人生を素晴らしく締めくくる方法」 | 彼女と過ごした最期の2ヵ月間
  • 精神科医ランドルフ・ネシー「正しく絶望することで私たちは“新たな人生”を見つけられる」 | 私たちが生き抜くために、絶望が役立つとしたら?

    精神科医であるランドルフ・ネシーは、身体的・精神的な病理をダーウィン主義の観点から理解しようと努めてきた。ネシーと生物学者ジョージ・C. ウィリアムズとの共著『病気はなぜ、あるのか──進化医学による新しい理解』は進化医学の代表書として知られる。 最新の邦訳書『なぜ心はこんなに脆いのか:不安や抑うつの進化心理学』では、「ある人たちの不幸はその人たちの遺伝子を幸福にすることができる」という原則が絶えず見てとれる。フランスの週刊誌「ル・ポワン」が話を聞いた。 「何もしないこと」が最善策であるとき ──何にも絶望しないということは、生きていくうえで良い選択だと思われますか。 絶望は、到達不可能な目標を追い求めてつまずいたときに有効であり、不可欠でさえあります。絶望することで無駄な努力に終止符をうち、より建設的な目標に照準を合わせ直すことができるからです。 しかし、すべてに絶望するとすれば、それは無

    精神科医ランドルフ・ネシー「正しく絶望することで私たちは“新たな人生”を見つけられる」 | 私たちが生き抜くために、絶望が役立つとしたら?
  • コミケ参加翌月に逝った兄「意地が勝ったね」闘病支えた妹が語る敬意

    原点は『カードキャプターさくら』 妹と参加したコミケ人生の転機に 死してなお続いた兄の創作活動 「今までの全てに、ありがとう」。2022年1月、ツイッター上でそうつぶやいて間もなく、息を引き取った男性がいます。直前に開かれた、同人誌即売会・コミックマーケット(コミケ)。男性は重い病を患いながら、死力を尽くして参加し、自ら描いたイラスト集を会場で頒布していたのです。命を燃やすようにペンを走らせながら、何を思っていたのか。人生の終幕が迫る中、どうして表現活動に取り組んだのか。亡き兄の創作と闘病を間近で支え続けた、きょうだいの記憶をたどりつつ考えました。(withnews編集部・神戸郁人) 葛藤の末に送った依頼メッセージ 2021年12月末、記者(34)は万感の思いで、東京ビッグサイトを訪れていました。新型コロナウイルスの流行による延期と中止を経て、実に2年ぶり・99回目となるコミケが開かれた

    コミケ参加翌月に逝った兄「意地が勝ったね」闘病支えた妹が語る敬意
  • 「ノリ」が悪いことを理由に解雇されたフランス人男性が会社を訴えて勝訴 | 時代はハッスルから「静かな退職」へ

    飲酒・パーティー三昧のハッスル・カルチャーの終焉 フランスのある男性が「ノリ」が悪いことを理由に「不当に解雇された」として、勤めていた会社を訴えていた裁判の判決がついに出た。 裁判所の文書によれば、同氏は、社内のセミナーやパーティー、週末の社交イベントへの参加を拒否し続けたことで、4年間勤めていたコンサルティング会社から解雇された。 パリを拠点とする同社は、「楽しく(fun)」そして「プロフェッショナル(pro)」に働くことをモットーにしていたと、各紙が報じている。 そんな仕事のパフォーマンスだけでなく、社員同士の交流にも重きを置いていた同社に、彼は2011年シニア・コンサルタントとして採用され、2014年に取締役に昇進。しかし、「プロフェッショナルとして働く能力がない」との理由で2015年に解雇された。

    「ノリ」が悪いことを理由に解雇されたフランス人男性が会社を訴えて勝訴 | 時代はハッスルから「静かな退職」へ