親のいない乳幼児の多くは 海外ではなく「今は自国で育てられている」 「親を必要としている子供たちは世界中にたくさんいる」 そう思っている人は未だ多い。しかし、実際はそうではなく、供給不足だと米誌「アトランティック」が報じている。 血族でも姻族でもない子どもを対象とする他児養子。アメリカはこのタイプの養子を国内だけでなく、海外からも多数受け入れてきた養子縁組大国だった。
森鴎外(1862~1922年)の小説「身上話」の直筆原稿1枚や、文芸雑誌が行った文章指南のアンケートに、夏目漱石(1867~1916年)が答えた原稿1枚など、明治・大正の文豪らの資料21点が新潮社で見つかった。中でも鴎外の直筆原稿が見つかるのは珍しく、貴重だという。 【写真特集】よみがえる18世紀の響き 鴎外、漱石に、二葉亭四迷、島崎藤村、有島武郎ら著名な作家・評論家を加えた計18人の原稿や手紙で、すべて縦約30センチ、横約40センチの冊子に貼られていた。藤村の資料が3点あるほかは1人1点で、1点は筆者不明。原稿の場合は、いずれも作品中の1枚のみが収められていた。 冊子は同社の創業者、佐藤義亮(1878~1951年)が、つきあいのあった作家たちとの思い出を残すために作ったものとみられ、昨年末、社長室を大掃除していて見つかったという。作品の執筆時期や作家の生年などを考慮せず貼られており、義亮
愛知県豊田市にある保見団地は、住人の約半数が外国の出身だ。その多くはブラジル人で、団地内ではポルトガル語が飛び交う。しかし現状では、こうした移民の社会的統合はあまりうまく進んでいないという。それはなぜなのか? 仏紙「ル・モンド」がこの団地を取材した。 開いた窓の外には木々が茂り、その向こうにある、くたびれたコンクリートの威圧的な団地の建物は、さほど目に入ってこない。その窓から流れ込む空気が心地よかった。 ここは愛知県豊田市保見ヶ丘、保見団地の地域住民のための交流館だ。今年7月、ここでNPO「トルシーダ」の会合が開かれていた。 小会議室の暗い色の壁には、カレンダーや地元の野球チーム「バッファローズ」の青いポスター、そして「努力」と書かれた紙が貼られている。日系ブラジル人の母親6名が、トルシーダ代表の伊東浄江を交えて、ポルトガル語で今夏の催し事の案を出しあっていた。
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
時の子供たち (上) (竹書房文庫 ち 1-1) 作者:エイドリアン・チャイコフスキー竹書房Amazonこの『時の子供たち』は、イギリスの作家エイドリアン・チャイコフスキーのSF長篇である。刊行は2015年で、2016年にアーサー・C・クラーク賞を受賞している。 それ以上の情報は何も持たず、刊行年的には少し古いこともあって期待するわけでもなく読み始めたのだけれども、いやはやこれには驚かされた。テラフォーミング先の惑星で、人類がばらまいたウイルスにより知性を獲得した蜘蛛の数千年に渡る世代交代史・進化の過程。そして、地球を脱出し第二の故郷を求めさまよう人類という二つの視点から物語は描き出されていく。テラフォーミング、独自に進化した蜘蛛、地球を失った人類、「異質なものとの遭遇」など、要素だけみるとクラシックなSFとも言えるのだが、蜘蛛視点の世界の書き込みが凄く、特異な読み味を感じさせる。 蜘蛛は
同じ量の仕事をより短時間で ソーシャルメディア管理サービスを提供するバッファー社で働く89人の社員は、型破りな雇用主に慣れている。CEOを含む全員の給与は公開されており、6年前に唯一のオフィスが閉鎖。社員は全員リモートで働いている。社員が自身のために買いたい本の費用を負担してくれる社員特典もある。 そのため、昨年のパンデミックで大勢の社員のワークライフバランスとメンタルヘルスが危機に陥った際、バッファー社は他の企業もあまりやらないような方法で対応したが、別に驚くことでもなかったかもしれない。 バッファ社は、社員の休暇を週あたり1日増やしたのだ。給料も下げずに。 この試みは1年経った今でも続いている。同社でカスタマーサポートを担当しているエッセンス・ムハンマドは「思わぬ幸運でしたよ」と話す。 奇跡的にも——週4日勤務の支持者に言わせれば予想通りだろうが——同社は同じ量の仕事をより短時間で終わ
アップルのティム・クックと、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ──。巨大IT企業を率いる2人のCEOは、プライベートでも仲が悪いことをご存知だろうか。ザッカーバーグはアップル共同創業者の故スティーブ・ジョブスとかつて散歩や食事をしたが、クックとはしていない……。そんな2人の仲違いは、両者の“ある考え方”の違いが浮き彫りになったことで始まった。知られざる裏話をニューヨーク・タイムズが詳報する。 決裂の瞬間 2019年7月、米アイダホ州サンバレーで開催されたハイテク・メディア業界の大物が集う会合で、アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)とフェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOは、以前からこじれていた関係を修復しようと参加した。 米投資銀行アレン・アンド・カンパニーが毎年主催する同会合で、両CEOは何年も前から情報交換をしていた。しかしこの当時、フェイスブックは個人情報の流出
米ネブラスカ州の男性が24時間以内に60回もスカイダイビングをして新記録を達成した。それも身につけているのは安全装置のみという心もとない姿で、である。 男性の名前はライアン・カヌーフ。挑戦をはじめるにあたり、ギネスワールドレコーズへ連絡したところ、24時間以内に裸で25回空を飛べば記録をつくれるとの回答があったという。 裸でスカイダイビングするライアン・カヌーフ 一見するとおふざけにも思える挑戦だ。だがその背景には、友人を偲ぶ気持ちがあった。 「メンタルヘルスが原因で亡くなった友人は100回目のスカイダイビングを目前にしていました。いつもその話をしていたのに、彼は達成できなかった。僕は彼と、(メンタルヘルスが原因で)亡くなった他の大勢の人々のためにここにいるんです」
海洋生態学者のエンリック・サラ氏。500万平方キロ超の海を保護する取り組みを高く評価され、ナショナル ジオグラフィック協会の名誉あるハバード・メダルを授与された。(PHOTOGRAPH BY MANU SAN FELIX, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 彼女はケニアのゾウを守るために人生をささげている――保全生物学者のポーラ・カフンブ氏が「ロレックス・ナショナル ジオグラフィック・エクスプローラー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。これは地球が直面する重要な問題に光を当てている人物にナショナル ジオグラフィック協会が毎年贈っている賞だ。 今回初めてバーチャル開催されたエクスプローラーズ・フェスティバルでは、2つのバフェット自然保護リーダーシップ賞、ナショナル ジオグラフィック協会最高の栄誉であるハバード・メダルを含む4つの賞が授与された。 「不思議な、そして夢のような方法
本書は、事実婚と夫婦別姓をめぐる諸問題を、社会学の視点から検討したものである。 大学院時代の私は、「家族の多様化」をめぐる研究関心から、日本における事実婚カップルの実態を明らかにしようと、いわば「見切り発車」状態で当事者へのインタビュー調査を開始した。 しかし、話を聞くなかで、まず私が抱いていた「事実婚vs.法律婚」という素朴な前提が覆されていった。調査を通じて、当事者の多くが、「夫婦別姓」のために(より正確に言うならば、婚姻時に双方が姓を変えないために)、事実婚という選択を強いられているという現実に直面する。多くの当事者が法律婚を望んでいたり、「結婚」そのものに肯定的な態度を有していることに気づかされたのである。 当初私は、「意外に保守的?」という印象も抱いた。だがしだいに、そもそも自分自身が「保守的」だと感じたこの感覚それ自体が正しいのだろうかと考えるようになった。自分はどのような部分
アメリカの名門大学に編入したのに…がっかり? 脱北者で人権活動家のパク・ヨンミ(27) は、現在ニューヨークに在住し、難関エリート校のひとつであるコロンビア大学に通っている。2016年に韓国の大学から編入したのだ。 彼女がアジア圏だけでなく、欧米諸国でも注目を集めたきっかけは、2014年の国際会議でのスピーチだった。 彼女はアイルランドで開かれた18~30歳の若者による国際会議「One Young World」に参加し、壇上で涙ながらに北朝鮮の悲惨な実情や、常にレイプや死と隣り合わせだった中国での脱北生活について語った。その様子は世界中で報じられ、英メディアBBCが毎年発表する、世界に影響を与えた「100人の女性」にも選ばれた。
一匹の犬が、飛び降り自殺を図った女性の命を救った。 それは6月15日、午前11時頃の出来事だった。高速道路に架かる橋の上から飛び降りようとしている女性がいると、イギリス南西部デボン州の救急サービスに通報が入った。 現地の警察や消防隊、救急車が駆けつけ、周辺の道路を封鎖。警察官が女性の説得を試みるが、状況は悪化するばかりだった。 そんなとき、現場に一匹の犬が連れて来られた。消防署で働くセラピードッグのディグビーだ。英放送局「BBC」によると、オーストラリアン・ラブラドゥードルのディグビーは、2018年から「トーキング・セラピー・セッション」において、トラウマを抱えた消防隊員の不安を和らげる助けになっている。 そのディグビーの存在が、女性を橋の縁から連れ戻し、命を救うことに繋がった。デボン・サマセット消防救助サービスは、ディグビーの活躍をSNSに投稿している。 「この子はディグビー。今日、彼は
直近5戦未勝利のベシクタシュ、1月に就任したフェルナンド・サントス監督の解任を発表… ベシクタシュは14日、フェルナンド・サントス監督(69)を解任したことを発表した。 今シーズンのベシクタシュは、昨年10月に2022年10月から指揮を執ってきたシェノール・ギュネシュ監督が退任。後任として同年11月からリザ・ジャリンベイ監督が就任したが、UEFAカンファレンスリーグ敗退に加え、リーグ戦連敗を喫したことで、12月21日に電撃解任された。 フェルナンド・サントス監督はその後任として、今年1月にベシクタシュの指揮官に就任。ポルトガル代表に2つのビッグタイトルをもたらした手腕に注目が集まったが、就任後は17試合で7勝4分け5敗と期待外れの結果となっており、直近5試合は2分け3敗と完全に停滞していた。 フェルナンド・サントス監督の解任を決めたベシクタシュは、公式サイトで「我々はフェルナンド・サントス
フランスが誇る“知の巨人”、人口歴史学者のエマニュエル・トッドは、新型コロナウイルスによるパンデミックが始まった当初から、若者が払う犠牲に大きな懸念を示してきた。高齢の世代を守るため、経済的な負担を強いられている若者たちに補償すべく、彼は社会に「世代間での交渉」を提案する。 (註:本文の内容は、元記事が掲載された2021年2月現在のものです) 解決しがたい倫理上のジレンマ ──3度目のロックダウンを前に、憔悴や怒りのような感情さえ現れてきています。こうした雰囲気の変化は何に起因するものなのでしょうか。 「ワクチンを接種しても、コロナ禍は終わらないかもしれない」。「私たちはこの悪夢を延々と生き続けなくてはならないのかもしれない」。このような考えが根を下ろしてきています。私もその憔悴感に襲われている一人です。 こうした一般的な感情は、そのウイルスが広く高齢者を「標的」にするという、非常に特異な
東芝は6月9日、原理的に破られることがないとされる次世代暗号技術「量子暗号通信」を使い、世界最長となる600km以上の通信に成功したと発表した。この記録は既存システムの通信距離の3倍から6倍に相当し、実験室での最新の実証でも約500kmが最長だったという。同社は2026年までに実用化を目指す。 量子暗号技術は、「光子」という微弱な光の量子性を利用することで盗聴を防げる一方、光ファイバーが温度変化や振動による影響を受けることから、長距離の通信が困難とされていた。 そこで、同社は2つの異なる波長の光を使って通信中の位相変動を抑制する「デュアルバンド安定化技術」を新たに開発。同社の量子暗号鍵配信プロトコルと組み合わせることで、通信距離を延ばすことに成功した。600kmの際の通信速度は1bit/秒で、従来の記録だった500kmの際の通信速度(0.1bit/秒)に比べても10倍速く、今回の技術で50
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く