お薦め本を持ちよって、まったり熱く語りあう読書会、それが「スゴ本オフ」。読書会といっても「本」に限定せず、映画や音楽、ゲームなんでもあり(詳しくはfacebook[スゴ本オフ])。 今回のテーマは「トラブル」。いざこざ、厄介、事故といった個人レベルから、騒動、戦争、厄災など国家・人類存亡レベルまで、実にさまざまなトラブルがある。本や映画は、常に1つ以上のトラブルを扱っており、何もトラブルが起きないという作品のほうが珍しい。そんな背景が映りこんだ、実にさまざまなトラブルが集まった。 そんな中、3人が被ったのは、『最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか』になる(わたしも持ってきた)。いわゆる「失敗学」の名著。スリーマイル原発事故、チャレンジャー号の事故、タコマ橋の設計エラーといったトラブルが、どのような原因が積み重なり、どうやって見過ごされてきたかを丹念にレポートしている。往々にして人的要