人の顔が正しく認識できなくなっている マスクを着ける生活が世界中で当たり前になって久しい。これは感染を予防するうえで必要不可欠なものだが、思わぬ影響を子供たちに及ぼしていることを米メディア「ニューヨーク・ポスト」や「FOXニュース」などが報じている。マスク生活をすることによって子供たちの「人の顔を認識する能力」が下がり、これによって社交性や人間関係を築く力に影響を及ぼす可能性があるのだという。 同研究は学術誌「Cognitive Research: Principles & Implications」に発表された。これによると、マスクで覆われた顔を識別する子供たちの能力が従来の20%低下していることがわかっている。一方成人の場合、マスクを着けた人間を識別する能力が15%低下していた。 「顔は最も重要な視覚刺激の一つです。私たちは顔の情報を使って性別、年齢、雰囲気、意図など、その人のさまざま