米Intel社が2011年5月にも、映像信号を無線で伝送する技術「Wireless Display(WiDi)」をコンテンツ保護規格「HDCP」(high-bandwidth digital content protection)に対応させることが分かった。日本法人であるインテルが同年4月27日に開催した記者発表会で明らかにしたもの。Blu-ray DiscやDVDに記録された、著作権保護がかかった映像をWiDiで伝送できるようになる。 WiDiは、IEEE802.11nの物理層を使って映像および音声信号を伝送する、Intel社が開発した規格。同社は2011年に出荷を開始した第2世代の「Core i」シリーズのマイクロプロセサにおいて、WiDiでの1080p映像の伝送に対応していた(Tech-On!の関連記事)。しかし、ユーザーが撮影した動画などの著作権保護がかかっていないものしか伝送でき