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ブックマーク / chikirin.hatenablog.com (23)

  • A I は怖い? - Chikirinの日記

    前回で終わりにしようかと思ったのですが、を読みなおしてたら他にもおもしろそうなトピックがあったので、引き続き A I (人工知能)のシリーズエントリです。 第一回: A I (人工知能) <冬の時代を超えて> 第二回: A I 開発 <新しい主役の登場> 第三回: A I のある生活 <イメージ編> 今日は、A I のリスクや問題点についてまとめておきます。A I 研究が進んだ先にあるのは、バラ色の未来だけではないと不安に思う人もいますよね。具体的にはどんな問題が起こり得るのでしょう? 1)A I のミスの責任は誰がとるの? 自動運転の車が事故を起こしたとします。この事故の責任は誰がとるのでしょう? 自動車の開発会社? 販売会社? それともドライバー?? ってか、運転席に座ってた人? 今でもクルーズコントロールのような“半自動運転”みたいな機能はありますが、この場合は(プログラム側によほ

    A I は怖い? - Chikirinの日記
    futtou
    futtou 2014/04/19
  • A I 開発 <新しい主役の登場> - Chikirinの日記

    先日の続きです。 第一回: A I (人工知能) <冬の時代を超えて> 1950年代に始まった当初の A I 研究と、現在の研究のもうひとつの違い、それは「研究者とスポンサーの関係」です。 1980年代まで研究を牽引していたのは、大学などアカデミックな世界にいる学者と、A I に目を付けた新進ベンチャー企業でした。 そして彼らにその研究資金を提供したのは、米英政府や研究財団、そして投資ファンドでした。 一方、今の A I 開発を主導しているのは、グーグルやアップル、マイクロソフトやIBM, フェースブックなど「既に成功した巨大なIT企業」です。 彼らは、既存ビジネスから流れ込む潤沢なキャッシュフローと、IPOで調達した巨額な自己資金を持っており、外部に資金調達を依存していません。これが以前と今の、 A I 開発体勢の大きな違いです。 ★★★ 前回書いたように、初期の頃、研究者たちは、「人の

    A I 開発 <新しい主役の登場> - Chikirinの日記
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    futtou 2014/04/13
  • ふたつの未来 - Chikirinの日記

    未来って両極端だよね。 <未来 A> ・高齢化と貧困化が進んで街には失業者とホームレスが溢れ、 ・国も財政破たんして地方は荒廃、都市部は治安が悪化して、 ・そこに大災害と原発事故が再発 ・円安で物価高が続く中、有望な企業と人は海外流出 ・世界中で資源争奪戦の戦争が勃発し、 ・貧しい国の子供たちは、爆弾を体に巻き付けてあちこちで特攻する・・ みたいに考えることもできる一方で、 こんな未来を予想することもできる↓ <未来 B> 新技術の開発によって、 ・宇宙や海底から新たな資源を獲得できて第二のエネルギー革命が起こり、 ・自動車は電気で動いて排ガスを出さず(北京の空気もキレイになって、黄砂も飛んでこなくなり!)、自動運転が実現して事故も減る ・遺伝子解析により病気の予防・予見が可能になり、抗がん剤もピンポイントで効かせることができ、 ・再生医療が現実化して、重い腎臓病でも、自分の細胞と3Dプリ

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    futtou 2013/11/10
  • アメリカの革新性&超保守性 - Chikirinの日記

    先日、『クラウドソーシングの衝撃』の著者である、比嘉邦彦東工大教授&井川甲作氏とお話する機会がありました。その際に教えてもらったのが、アメリカの政府各省庁が発注者として使っているクラウド・ソーシングのポータルサイト、“チャレンジ・ガバメント”です。 下記がそのトップページで、「政府と国民みんなで問題解決をしよう!」って感じになってます。 アドバンストサーチでは、発注省庁別に検索ができ、 問題解決のタイプ別でも検索が可能 発注予算も100万円から10億円以上のモノまでいろいろ(発注額でもソートできます)で、実際に報酬が支払われた記録もあります。 これって一言でいえば、 「政府による、民間セクターへの、問題解決のアウトソーシング」、もしくは 「政府による、問題解決策の市場調達」なわけで、 こういうのがホントに機能してるというのは、ちょっとした驚きでした。 でも確かに、たとえば文部省が「小学生の

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    futtou 2013/10/11
  • インプット & アウトプット - Chikirinの日記

    ここまで10回ちょっと、コンピュータ将棋に関するエントリを書いてきたので、今日は、私がこのシリーズを書くにあたって読んだなど、“インプットしたことの一覧”をまとめておきます。 コンピュータVSプロ棋士―名人に勝つ日はいつか (PHP新書)posted with amazlet at 17.05.28岡嶋 裕史 PHP研究所 売り上げランキング: 964,548 Amazon.co.jpで詳細を見る 最初に読んだのはこのです。理由は kindle版があったから。 コンパクトに基的なことが全部まとまってるので、電子書籍が好みの方にはこれがオススメ。 われ敗れたり―コンピュータ棋戦のすべてを語るposted with amazlet at 17.05.28米長 邦雄 中央公論新社 売り上げランキング: 158,158 Amazon.co.jpで詳細を見る このは(ここで挙げた)他のとは

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    futtou 2013/06/15
  • 大局観のある人ってほんとスゴイ - Chikirinの日記

    コンピュータ将棋について調べていると、頻繁に“大局観”という言葉を聞きます。 局面の評価において「この条件は有利、こちらの数字は不利、ここはどーのこーの」と細かく分析するのではなく、 全体として「だいたい いい感じ」とか、「よくない雲行き」などと判断し、さらに「おそらくこっちの方向に向かえば、より良くなるだろう」と考える。 そういうざっくりした状況判断が“大局観”と呼ばれており、人間(プロ棋士)は大局観に基づいて手を選んでいます。 これも経営者と同じですよね。 彼らは市場や競合の動向、自社の力量や勢いをざっくり把握したうえで、「よし、ここで勝負だ」とか、「ちょっとヤバいから慎重に」と、考える。 「この数字が○ならこうする」といった細かい“機械的な”判断をしているわけではありません。 この大局観をコンピュータに持たせるのが難しい。 優れた大局観を持つには、判断に影響するすべての要素を抽出、数

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    futtou 2013/06/09
  • 成長したければ、ひたすら変化すべし - Chikirinの日記

    これまでのあらすじ ・梅原大吾さんと対談しました ・梅原大吾さんとは? 『勝ち続ける意志力』 梅原さんが(格闘ゲームにおける実績を超えて)スゴイのは、トップであり続けるために何が必要かを、端的に&わかりやすく言語化できていることです。 たとえば変化について↓ 自分を変えるとき、変化するためのコツは、「そうすることで良くなるかどうかまで考えない」ということだ。もし悪くなったとしたら、それに気づいたときにまた変えればいい。 世の中には、「これを変えたら、当に状況はよくなるのか?」延々と検討し続け、「結果が良いとわかったら変えよう」と思ってる人や会社がたくさんあります。 しかし彼はいいます。 「変えればいい方向に向かうとわかっていることは、みんなもそれに気がついてる。そんなことやってもトップには立てない。トップであり続けるためには、それがわかる前にトライする必要がある」 そりゃそーだ! ものす

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    futtou 2013/04/03
  • 民主主義は死んでるけど、資本主義は超元気 - Chikirinの日記

    そろそろ正直に認めたほうがいいと思う。民主主義という制度は終わってる。まったく機能しないことが明らかになってる。 イタリアやギリシャみたいに、国が破綻しそうな段階でさえ(だからこそ?)民主主義は全く機能しないし、以前にも書いたけど、アメリカだってアホ丸出し(→ 「どの国もホントあほ」) 日がダメダメだという日人は多いけど、借金するのに何の問題も起こっていないこの段階で消費増税を決められるこの国はすごい。 あたしが外人だったら、「日すげえ!」ってびっくりする。 ほかの国は、国債が発行不可能になっても、税金上げるのに大反対でデモとか暴動とか起こるのに、日てホントまじめ。 (話はそれるけど)欧州を見てると、消費税って 25%くらいのところに天井があって、それ以上は無理なのかなという気がするんだけど、日は今、予定されてる増税が終わっても、まだあと 15%の増税余地がある。しかもベースとな

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    futtou 2013/03/25
  • リバース・イノベーションについて、ようやく理解した - Chikirinの日記

    前回、「これからは車が大きく変わるよん」と書いたけど、それとも絡み、最近読んで非常に示唆深いなと思ったがこちら。 リバース・イノベーションposted with amazlet at 16.08.08ビジャイ・ゴビンダラジャン クリス・トリンブル ダイヤモンド社 売り上げランキング: 14,734 Amazon.co.jpで詳細を見る → キンドル版 → 楽天ブックス 趣旨は、「これからのイノベーションは新興国で起こりますよ」ってこと。 これ、当にそうだと思うんだよね。だって、日て2050年には65才以上が人口の40%みたいな社会になるんですよ。 そんな国で、新興国の20代、30代向け商品の開発ができるわけないじゃん。 日ほどでなくとも、他の先進国も高齢化します。その上これからは、新興国の人も高い教育を受けられるようになります。未来の世界をあっと言わせるイノベーションの半分は、彼ら

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    futtou 2013/02/14
  • 家電業界が誇る経営軽視の歴史 - Chikirinの日記

    シャープ、パナソニック、ソニーと、今は亡き三洋電機に続き、日を代表する家電メーカーが揃って大変な状況に陥っています。今日は、彼らがここまで落ちてきた歴史について、まとめておきましょう。 1.流通に価格決定権を明け渡し、その状態を放置した 振り返れば家電各社の凋落は、20年以上前、いわゆる量販店に価格決定権を握られ、その状況を長らく放置してきたことから始まっています。 その昔、家電製品の大幅な値引き販売をするダイエーに怒ったパナソニック(当時は松下)が、ダイエーへの商品供給をストップするという事件もありました。けれど全体としては、メーカーは量販店の販売力の巨大さにひれ伏し、主力商品の価格決定権を易々と流通に明け渡してしまいました。 この時から、商品が飛ぶように売れても、そこから厚い利益を得て、次の画期的商品の開発原資とする、というサイクルが回らなくなったのです。 流通に価格決定権を握られな

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  • 「なぜ今は?」 by NHK  「なぜ昔は?」 by ちきりん - Chikirinの日記

    NHKの「プロジェクト2030」という番組が話のタネとしておもしろいです。ネットでも見られます→“プロジェクト2030サイト” 先日は、「なぜ昔は、学歴や収入が低い男性でも結婚できていたのか?」というエントリを書きましたが、今日は「20代のホームレスが増えている」(10月1日放送分)について考えてみます。 こちらも前回同様、番組制作者とちきりんの視座は180度異なります。 NHKの問題意識 「なぜ今は、結婚したい若者が、結婚できないのか?」 ちきりんの関心  「なぜ昔は、誰でも結婚できていたのか?」 NHKの問題意識 「なぜ今は、地方から一人で都会にでてきた若者がホームレスになるのか?」 ちきりんの関心  「なぜ昔は、地方から一人で都会にでてきた若者がホームレスにならずに済んだのか?」 20代の健康な若者がホームレスになるなんて、「信じられない!」方もあるかもしれませんが、 ・地方で親と縁

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    futtou 2012/10/29
  • 「稼ぐことの価値」を示せていない私たち - Chikirinの日記

    今に始まった話ではなく、もう何年もそうなんですが、知人友人と話していてよく話題になるのが、「最近、分配側に興味を持つ人が多すぎだよね」という話。たいていの場合、嘆息とあきれ顔と共に耳にします。 ご存じのように経済活動には「価値の創造」と「価値の分配」という2つの側面があります。「価値創造」とは、文字通り経済的な付加価値を創造することです。 新幹線が発明されれば、従来の特急より高い料金でも、その切符を買おうという人がでてきます。これは、それだけの付加価値が創造されたわけです。よく効く薬が創られて、今までの何倍もの値段で売られるのも同じです。便利グッズ、求められていたサービスなど、あらゆる分野で日々新たな価値の創造が行われ、それが集まって経済成長が実現します。 一方、大半の社会、国は、それら生み出された価値を「再配分する」制度をもっています。最初に価値が創造された時、その価値の対価を受け取る人

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    futtou 2012/05/14
  • エンジニア人生のリアル - Chikirinの日記

    セブ島のビーチで読んだ『世界で勝負する仕事術』〜最先端ITに挑むエンジニアの激走記〜がおもしろかった。 著者の竹内健氏は、1967年生まれ、東大工学部から「誰もやっていないことをやりたい」と研究者を目指して修士課程に進学。 「企業への就職など考えてもいなかった」のに、東芝の企業訪問に誘われ、ちょっと行ってみたら舛岡富士雄氏の熱いトークに感激し、一転、就職することを決めます。 しかし「入社したら話が全然違った!」、理想と現実はかけ離れており、入社後は延々と誰でもできる単純作業をやらされるはめに・・。 ・・超ありがちな話ですね。 少々優秀でも、学生なんて社会人の熱い言葉にはコロッとだまされるし感動するし、志高く入社してみたらすべてが嘘ばっかりだし。今でも竹内氏と同じ思いをしている学生さんは、毎年 3000人くらい、いそうです。 その後、氏は「執念で雑用からはい上がる」と決め、「突然の研究所閉鎖

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    futtou 2012/03/24
  • 先進国になるということ - Chikirinの日記

    以前は打つ手がなかったHIV感染、現在では薬で AIDS発症を効果的に抑制できると言われています。 多くの高価な薬を併用する治療法のため、月の薬代は約 20万円、年間で 240万円にもなり、基的には一生飲み続けるので、40歳から 70歳までの 30年分で合計 7200万円もかかります。 こんな高い薬代を払える人は、ほとんどいませんよね。 けれど日では障害者認定を受けることにより、患者の個人負担は月 1−2万円程度にできます。 日の医療保険、社会福祉制度は非常に手厚く国民を守っているため、患者はわずかな負担で命がつながるわけです。 もちろんその差額は、医療保険の他、社会福祉費用として税金から払われます。 ★★★ そして患者一人当たり 7200万円の薬代は、それらの薬を開発している製薬会社の売上となります。 お金の流れ(月額・一人分)はこんなかんじ。 ↓ ( 40歳から 70歳までで生涯

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    futtou 2012/03/02
  • 世界は分断されている - Chikirinの日記

    最近、世の中って分断されてるよねーと思うことが多い。 (1)平日の昼間に美術の企画展などに行くと「高齢者&女性」しかいない。びっくりするほど「働き盛りの男性」がいない。今までいた場所の“裏面”を見てる気がする。 (2)渋谷に行くと「この国はめっちゃ若いな」と思い、ニコタマ(二子玉川)に行くと「世の中の女性はみんな専業主婦なの?」と思い、郊外の住宅地に行くとあまりの高齢者比率の高さに「どう考えても移民が必要でしょ?」って思う。 (3)大手町や丸ノ内に行くと、男の人がみんなダークスーツ着てて驚く。青山や表参道辺りに行くと「ビジネススーツって禁止なの?」って思う。 (4)去年の末まで(働いている間は)、毎日何十英語のメールを読んだり書いたりしてたのに、今年一年で、ちきりんが書いた英語のメールは多分3。 以前は当然のように毎日英語で話してたけど、この一年で英語で話したのは海外旅行をのぞくと

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    futtou 2011/12/22
  • 通貨制度という虚構のシステム - Chikirinの日記

    今回のユーロ危機でちきりんが再確認したのが、「通貨制度」というのはそもそも虚構のシステムだという伝統的な事実です。 その昔、小石を丸く削って通貨として使い始めた頃から今まで、通貨そのものには質的な価値はありません。当時の通貨である丸い石も人々の空腹を満たしてはくれなかったし、現在の「通帳に印字された数字」「お札という紙に印字された模様」にも、なんの質的な価値もありません。 通貨制度というのは、お札にしろコインにしろ、国家の権威が「これは価値があるものだ。みんな、そう信じるように!」と宣言し、一般人全員がそれを信じることによって成り立っている虚構のシステムです。 金貨や銀貨が使われていた時代や、金兌換制度の下ではもうすこし実質的な意味があったのか?というと、それも微妙なところです。金だって取引所や政府の独占管理などの制度的な裏付けなしに価値が規定されるものではありませんでした。虚構の制度

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    futtou 2011/12/02
  • ギリギリまで「まとめに入らない」能力 - Chikirinの日記

    会社で働いていた頃、「この人、すごいっ!」と思う人にたくさん出会いました。 中でも私が一番感心したのは、「超ギリギリのタイミングまで、まとめに入らない人たち」です。 なんでもそうですが、何かを作り上げる時には「作る」+「整える」という二段階の作業が必要です。 最初の「作る」は「中心的な価値」を生み出す作業で、 後半の「整える」は、生み出した価値をお客様に説明しやすく&売りやすくするため、細部や体裁を整え、きれいにパッケージする、みたいな作業です。 この「作る」から「整える」に移行するタイミングを「まとめに入る」と呼びます。 たとえば 10日後に締め切りの企画書があるとしましょう。 このとき、デキる人は最初の 9日間は「まとめ」についていっさい意識せず、思考をどんどん発散させて、考えることに集中します。 一方、6日目くらいからは「まとめ」を意識して「落としどころ」を探りに入る人もいます。これ

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    futtou 2011/11/24
  • 「自然エネルギーか原発か」という議論の不毛 - Chikirinの日記

    先日、「ニュースの深層」に出ていらした、エネルギー環境問題研究所代表の石井彰氏のお話がすこぶる納得できたので紹介しておきます。 石井先生は311以降に起こっている「原子力か、再生可能エネルギーか」という論争の幼稚さを指摘しつつ、エネルギーと地球&人類の歴史について超長期の視点から考え方の枠組みを説明されていました。 以下、自分のメモ用に「なるほど!」と思った点をまとめておきます。 その1:「電力不足」は「エネルギー不足」を意味しない。 エネルギー源とは、石油、石炭、天然ガス、太陽光線、水力、風力、原子力などの一次エネルギーを指す。電気はそれらから作られる二次エネルギーであって、エネルギーの利用形態のひとつに過ぎない。 一次エネルギー源のうち9割近くが化石燃料であり、その化石燃料は今後 2〜300年は無くならない。永久にもつわけではないが、原発があろうがなかろうが、節電しようがしまいが、10

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    futtou 2011/07/25
  • 「フクシマ以降」の時代 - Chikirinの日記

    多くの人がいうように、日の社会は3月11日を境にそれ以前とは異なるものになるでしょう。どのような点で変わると思うのか、ちきりんの意見をまとめておきます。 1.ジャパンブランドの深刻な毀損 311の前、日は世界が憧れる国でした。綺麗な空気、清潔な街、多彩で一流のグルメ、安心で安全な国、ポップでユニークな文化・・・海外旅行をする余裕のできた多くのアジア人が日を訪れ始めていたし、日は世界で大ブームになっていました。 この“日ブランド”の価値は今回の原発事故で(地震でも津波でもなく原発事故により)深く傷つきました。今や「中国産野菜や中国産ウナギ、中国の牛乳は日の野菜や魚介類、牛乳より安全だ」と思う人もいます。 それが事実かどうかは問題ではありません。ブランドの価値は高まる時も減じられる時も風評により変化するのです。ハウステンボスを経営するHIS会長の澤田秀雄会長は、「地震以来2週間、

    「フクシマ以降」の時代 - Chikirinの日記
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    futtou 2011/03/28
  • “大混乱への便乗”の勧め - Chikirinの日記

    直接の被災地ではない東京も、電力不足、配送力不足、物資の不足、さらに買い占め騒ぎなどで混乱が続いている。で、どうせならこの混乱に便乗してもっといろんなことが起ってもいいと思った。 たとえば・・・ (1) 日新聞協会のこの記事によると、今回の地震で新聞用紙を生産する4工場が操業不能となったらしい。 へえー。 じゃあ対策として、当面の間、紙の新聞は止めてみるっていうのはどう?経過措置的に月水金は紙で発行し、他の日はネットで全部の記事を出すというのでもいい。 牛乳など品を入れる紙パックや、トイレットペーパー、ティッシュなどいろんな紙製品が品薄になっているのだから、新聞各社もこの際、紙の節約に協力してみるのもいいんじゃないかな?と思った。 (2) 計画停電で東京が最も混乱しているのは、通勤時間帯の電車の間引き運行とそれに伴う混雑。一部の会社は既に在宅勤務やフレックス通勤を始めてるけど、どうせな

    “大混乱への便乗”の勧め - Chikirinの日記
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    futtou 2011/03/18