以下のテキストは、執筆時当時の情報を元に書いたものであり、 現在の情勢にそぐわないことを含む場合があるので注意されたい。 また、テキストは最終提出原稿で校正を経る前のものなので、実際にUNIXUSER 本誌に記載されたものとは異なる。誤字脱字等そのままである。 致命的な誤り以外は加筆修正等は行なわないので情報の鮮度に気をつけつつ 利用して欲しい。 →目次 Part2 chroot環境構築の基礎知識 Part1で触れたようにchrootを利用することで、不要な情報流出の可能性を格段 に下げることができる。多くのネットワークデーモンプログラムでは、プログラ ム自身でchrootシステムコールを発行して不要なファイルへのアクセスを防ぐよ うになっている。 chrootは歴史のあるきわめて基本的な機能でありながら、稼動中のシステム全体 のファイルシステムを保護する働きには絶大なものがある。また、P