家電量販店大手のエディオンは11月6日、2014年3月期通期の業績予想を上方修正した。売上高は従来予想の7350億円(前年同期比7.3%増)を据え置いたが、営業利益は18億円増えて65億円の黒字(前年同期は24億円の赤字)、最終損益は5億円増えて40億円の黒字(同26億円の赤字)とした。消費増税前の駆け込み需要を見込んだものだ。売上高はコジマを合併したビックカメラに抜かれ、業界2位から3位に後退した。 13年4~9月期の連結決算の営業利益は28億円の黒字(同27億円の赤字)、最終損益も29億円の黒字(同11億円の赤字)と黒字転換した。12年同期に前年同期比15.3%減と落ち込んでいた売上高は同1.7%増の3500億円。 薄型テレビは7%減にとどまったが、猛暑の影響で利益率の高いエアコンが15%増、冷蔵庫が6%増と白物家電が好調だった。住宅設備機器も11%増えた。 ●スマホの普及によって家電