せむし男および仕立屋とキリスト教徒の仲買人と御用係とユダヤ人の医者との物語(第24夜 - 第32夜)サブセクションを切り替えます
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今年読んだ本の10選とかそういうの。 ミハイル・ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』郁朋社 山野浩一『花と機械とゲシタルト』小鳥遊書房 石川博品『冬にそむく』ガガガ文庫 黒川創『世界を文学でどう描けるか』図書出版みぎわ 八杉将司『LOG-WORLD ログワールド』SFユースティティア 室井光広『おどるでく 猫又伝奇集』中公文庫 市川沙央『ハンチバック』文學界 高原英理『祝福』河出書房新社 ボフミル・フラバル『十一月の嵐』松籟社 佐藤哲也『シンドローム』キノブックス文庫 仕事 ミハイル・ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』郁朋社 巨匠とマルガリータ 作者:ミハイル・アファナーシエヴィチ ブルガーコフ郁朋社Amazonウクライナ、キエフ出身の作家による1940年頃に書かれ死後20年以上経つまで発表されなかった大作。モスクワを混乱に陥れる黒魔術師の一味やキリストをめぐる発表を禁じられた作中作を用いて
そこで翻訳ものの小説を一冊、買った。 その小説は日焼けし、随分と痛んだ状態で、投げ売りのように100円で売られていた。 作者の名前もまるで聞いたことがなく、ただ作品名と雰囲気が何となく良いなと思って手に取り、購入したに過ぎなかった。 店を出るとアーケードの下、若干の寒さを覚えてポケットに手を入れる。 それでも右手のみを外に出し、その手はスマホを握っている。 今しがた買った小説をちょっと調べてみるか。 軽い気持ちで検索をかけるとすぐに見つかった。だが感想は何処にも書いてない。 全くだ。 買った小説の感想はいくら検索をかけても見つからない。 存在しなかった。 その事実が悲しい反面、嬉しくもあった。 ネットは万能じゃない。けれど、だからこそ価値を高めてくれるものもある。 私はきっと、誰も知らない物語をこれから知るんだろう。
(以下早口)200年も前の古文書で内容も「中国は古代で止まってる!インドは中世で止まってる!ペルシアはちょっとすき。現代まで進歩を続けたのはヨーロッパだけ!そしてヨーロッパは今や歴史の進化の終点にきた!われらこそ人類の完成体!人類の結論ナリ!」とかいう微妙におかしいアレなのでちょっと割り引くところはありますが(こういう思想自体は、当時の若いヨーロッパの雰囲気の中では「異常」ではなかった事は言い添えておきます)、わりと面白かったです。個人的には中国を語ってるセクションが大体3ページに一回は草生えました。 古代中国は皇帝一人だけ主体を持ってて他はそういうの持ってない、主人と奴隷の関係であるっていう分析の仕方が、まるっきり大昔のSFにあるAIがいなきゃ明日着る服も決められない市民だらけのディストピアそのまんまっていう無情な指摘になってるあたりも実に味わい深くございます。つまり古代中国=アルファ・
丸目はるの魂 丸目はるのSF書評などを掲載していました。 これまでの分と2014年以降は、ソンタクいたしまに移行しました。 wordpressを利用して簡易に作ってありますので、少し動作が重たいですがこちらをご覧下さい。 ■SF書評 ●作家別 ●発表年別 ●テーマ別 (2014) ・世界を変える日に ジェイン・ロジャーズ (2013) ・ウォークン・フュアリーズ リチャード・モーガン ・オルタード・カーボン リチャード・モーガン ・アンドロイドの夢の羊 ジョン・スコルジー ・シップブレイカー パオロ・バチガルビ ・量子怪盗 ハンヌ・ライアニエミ ・任務外作戦 ロイス・マクマスター・ビジョルド (2012) ・巨獣めざめる ジェイムズ・S・A・コーリイ ・成長の儀式 アレクセイ・パンシン ・最終定理 アーサー・C・クラーク&フレデリック・ポール ・戦いの虚空ー老人と宇宙5 ジョン・スコルジー
まあ、どのくらいの数のよねぽオタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、 「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、その上で全く知らないミステリの世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」 ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、よねぽのことを紹介するために読ませるべき10作を選んでみたいのだけれど。 (要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女にミステリを布教するのではなく相互のコミュニケーションの入口として) あくまで「入口」なので、情緒に過大な負担を伴う短編集は避けたい。 できれば長編、シリーズものでも最初の方にとどめたい。 あと、いくらよねぽ的に基礎といっても雑誌でしか読めないものは避けたい。 よねぽの歴史小説好きが「安寿と厨子王ファーストツアー」は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。 そういう
神奈川県藤沢市に書庫付きの注文住宅を建てたsuzukoさん。書庫内にはなんと「移動式書架」を導入しました。 個人宅には珍しい移動式書架ですが、そのおかげで35000冊にのぼるコレクションを、本棚より効率よく収納できるようになったそう。さらにはデータベース化することで蔵書を探しやすくなったといいます。 音楽やマンガなど、圧倒的な熱量を注ぐ「好きなもの」をおもちの方に、こだわりの住まいをご紹介いただく「趣味と家」第16回です。 こんにちは、suzukoと申します。 私は物心ついたころから漫画が好きで、王道の少年漫画・少女漫画から始まり、社会人になってからは給与という燃料を得て、さらにいろいろなジャンルの漫画を楽しんできました。 漫画を読む趣味の延長線上で出合ったのが「同人誌」。最近はコミックマーケット(コミケ)という名前も広く知られるようになりましたが、こうした即売会にも通うようになり、好きな
単行本を買って読んだものだけ。雑誌とかウェブ連載は含まない # 漫画 日付, 作者, 書名, 感想, 発行年 2023-01-04, 和月伸宏, 『るろうに剣心 北海道編』8, ふつう, 2023 2023-01-06, 花沢健吾, 『アンダーニンジャ 』9, ふつう, 2023 2023-01-08, 板垣恵介, 『自伝板垣恵介自衛隊秘録』, 面白かった, 2023 2023-01-14, ichida, 『家に帰ると妻がカフェをやりたがっています』, 面白かった, 2023 2023-01-16, いましろたかし 狩撫麻礼, 『タコポン』, 面白かった, 2013 2023-01-19, 森本梢子, 『高台家の人々』1, 面白かった 2023-01-19, 森本梢子, 『高台家の人々』2, ふつう 2023-01-19, 伊藤勢, 『瀧夜叉姫』4, 面白かった 2023-01-19,
SNS上で神保町の駅デザインを "本棚をイメージした壁面タイルが場所性を表しているし、(おしゃれ書店やガラス張り図書館と違って)実際の本を使用していないので日焼けしないし装飾にもされていなくて素晴らしい" というようなノリで褒めている投稿を見たんだけど 暗所で保管しない限り黄ばみや褪色、汚れ、擦れが避けられない素材でできたものに対して、何でそれを許せないのかまったくの疑問 開放感ゼロで居心地悪くても本があればそれでいいのって本好きな奴しかいねえのよ 書籍の装丁デザインもプロが平置きや棚差ししたときのこと考えてデザインしてんだから飾ったっていいだろ そんなに嫌なら石板に文字彫って読んでろよと思ってしまう
たまに「電子書籍って作家にお金が入らないんでしょ?」って言われる。 よく「電子と紙の本どっちが利益になる?」と聞かれる。 そんなアレで思う事を書いてみます。 【前提】 ※暇な人向け ※これはあくまで「出版社を通したマンガ(商業の単行本)」の話です。 同人の電子書籍(ダウンロード販売)やAmazonのインディーズは違います。 ※全部の会社が『必ず』そうって話じゃないです。違う会社もあります。一例です。 ※出てくる数字もあくまで「解りやすい例」です。実際はもっとゴチャゴチャしてると思う。 【作家の収益になって、買い手にも優しいもの】 ・楽天koboの●円以上■%オフとかの「全書籍対象」のクーポン (~~出版社限定!とかの対象に縛りがあるモノは×) ・全書籍対象のポイントバック企画 全書籍対象クーポンの値引きやポイントバック類は電子書店の負担になるので作家(と出版社)に入るお金は変わりません。
ぼんやりしてたら2022年が終わってしまったが、振り返らないよりはマシだと信じて今からおもしろかった本など振り返ろう。今年もアニメ、小説、ノンフィクション、ゲーム……あらゆる媒体でおもしろい作品がいっぱいあった。そのすべてを取り上げることは不可能だけれど、この記事で思うがままに触れていきたい。 小説など(主にSF) プロトコル・オブ・ヒューマニティ 作者:長谷 敏司早川書房Amazon読んだ小説の大半はSFなのでSFの話をするが、最初に触れておきたいのは、最先端テクノロジーとその倫理・社会的課題を描き出してきた長谷敏司が、人工知能✗ダンスをテーマに描き出した長篇『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』だ。事故によって右足を切断することになったプロのダンサーが、AI搭載の義足を使い、AIと人間の新しい”共生のかたち”を模索していく。著者自身の介護体験も織り込まれた、最先端の壮絶な物語。今年の小説
今年35周年を迎え、12月9日(金)には劇場映画「映画 かいけつゾロリ ラララ♪スターたんじょう」も公開される大ロングセラー「かいけつゾロリ」シリーズ。12月7日(水)発売の『かいけつゾロリきょうりゅうママをすくえ!』でなんと72冊にもなる大シリーズの作者、原ゆたかさんはどのように物語と絵をかかれているのでしょうか。制作秘話を伺いました。 児童書作家になったのは? 私は『ちいさなもり』(1975年/フレーベル館刊)という自作の絵本は作っていましたが、元々は作家ではなく、他の作家さんの書いたお話に絵を描く画家でした。 子どものころから絵を描くのが好きで、ずっと描き続けていましたし、映画も好きだったので、絵本や児童書ならば、お話を絵で演出することができると考えて児童書の画家を目指しました。 当時は、児童書の挿し絵というと、一般的には出版社から指定された場所に絵を描くスタイルでした。でも、私は限
ソフトウェア開発における名著とされる読みものがある。かつて、そういった著作のエッセンスをひたすら抜き出して黙々とまとめていくはてなダイアリーが存在した。2010 年代のことである。GoF のデザパタ本とか UNIX 哲学とかピープルウェアとかそういうの。ジュンク堂の本棚でいえば「SE 読みもの」というやつだ。業界に入って間もなかった当時の自分は、技術的な相談ができる大人が周囲にいなかった。いま思えば、残業中のオフィスで長いコンパイルを待つあいだ、ぼんやりとこのはてダを読み、目の前のやるせないソースや、所属するチームが置かれた状況について思いを巡らせながら、ガス抜き感覚でこのはてダを読む時間が好きだった。どの項目も歯切れの良い紋切り型の文体で読みやすく、読んでいるうちに不安のかたまりがスルスルと解かれていき、気持ちがラクになるような気がしたのだった。 その後、わたしがアラサーになるころには、
文政3年 (1820年) に刊行された十返舎一九『清談峯初花』、同4年刊滝亭鯉丈・為永春水合作『明烏後正夢』が人情本の最初の作品と位置づけられる[1]。天保年間に入ると、人情本は全盛期を迎え、曲山人が『女大学』(1830年(天保元年)刊)『仮名文章娘節用』(天保2年(1831年)~天保5年(1834年)刊)などを著して好評を博し、為永春水は1832年(天保3年)『吾嬬春雨』『春色梅児誉美』を刊行して好評を得る[1]。この時期、春水の代作者の一人だった松亭金水や鼻山人などが多くの作品を著す。だが、水野忠邦の天保の改革によって、春水が手鎖50日の処罰を受けた後、勢いは衰え、明治初頭まで続いたものの消滅する[1]。 人情本は、恋愛やそれに敷衍にする遊びを中心としつつ、全体としてはこれを肯定していないという、一件矛盾する構成を持っている。その展開は、商家の長男が異母弟に家督を譲るためにわざと放蕩し
本屋と文房具屋でならいくらでも時間をつぶせる……というインドア派の人は多いと思う。最近は大型書店の一角に文具と雑貨のコーナーが併設されていることも多く、本好きと文具の親和性の高さはお墨付きとも言えるだろう。 ずらりと並んだ本の棚や、色とりどりのペンやノートを見ているだけでウットリしてしまう……。そんな人にとって天国とも言える場所があるのをご存知だろうか。 新宿の紀伊國屋書店? 池袋のジュンク堂? 丸の内の丸善? いえいえ……東京・稲城市にある「コーチャンフォー」です!!!!!!!! もう一回言いますね。「コーチャンフォー」です!!!!!!!!!!!!!! なんそれ!?!?!? ・全国最大級の文具と本のデパート「コーチャンフォー」 本と文具と音楽&映像、そしてカフェをそろえた超大型複合施設「コーチャンフォー」。私は都内の大型文具店を調べていたときにその存在を知った。「コーチャンフォー」と聞い
慶応3年1月5日(新暦2月9日)江戸牛込馬場下横町に生まれる。本名は夏目金之助。帝国大学文科大学(東京大学文学部)を卒業後、東京高等師範学校、松山中学、第五高等学校などの教師生活を経て、1900年イギリスに留学する。帰国後、第一高等学校で教鞭をとりながら、1905年処女作「吾輩は猫である」を発表。1906年「坊っちゃん」「草枕」を発表。1907年教職を辞し、朝日新聞社に入社。そして「虞美人草」「三四郎」などを発表するが、胃病に苦しむようになる。1916年12月9日、「明暗」の連載途中に胃潰瘍で永眠。享年50歳であった。 「夏目漱石」 公開中の作品 イズムの功過 (新字新仮名、作品ID:2314) 一夜 (新字新仮名、作品ID:1086) 永日小品 (新字新仮名、作品ID:758) 岡本一平著並画『探訪画趣』序 (新字新仮名、作品ID:2669) おはなし (新字新仮名、作品ID:59017
公開中の作品 愛妻家の一例 (新字旧仮名、作品ID:44537) 『赤鬼』の作者阪中正夫君 (新字旧仮名、作品ID:44532) アカデミイの書取 (新字旧仮名、作品ID:44567) 「明るい文学」について (新字旧仮名、作品ID:44417) 空地利用 (新字旧仮名、作品ID:44700) 秋の雲 (新字旧仮名、作品ID:43860) 秋の対話 (新字旧仮名、作品ID:44782) 悪態の心理 (新字旧仮名、作品ID:43858) 芥川賞(第十八回)選評 (新字旧仮名、作品ID:44715) 芥川賞(第二十回)選評 (新字旧仮名、作品ID:44719) 浅間山 (新字旧仮名、作品ID:46862) 「浅間山」の序に代へて (新字旧仮名、作品ID:44871) 『跫音』の序にかへて (新字旧仮名、作品ID:44757) 明日の劇壇へ (新字旧仮名、作品ID:44595) 明日は天気(二場
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