世界で最も有名なノイズ「パーリンノイズ」とはなにか? フラクタルノイズで最も有名なのは、やはり「パーリンノイズ」(Perlin Noise)だろう。このパーリン・ノイズは、今でもプロシージャル・テクスチャの"種"として非常によく用いられるフラクタルノイズだ。なお、発明者のKen Perlin氏は、このノイズ関数の発明で1997年のアカデミー技術賞を受賞している。 下図は二次元のパーリンノイズの生成方法の一例を示したものだ。 パーリンノイズの生成法 左上から右上に向かってのコマについて解説すると、まず、ある着目した四辺形の一頂点から乱数で決めた傾きを生成する(A)。他三点にゼロに着地するような適当な曲面減衰関数を与える(B)。この2つを掛け合わせて取っておく(A×B)。 左下から3つは、他の3頂点についても同様の計算を行って、合計4つの「ある頂点から立ち上がって他の頂点に着地する曲面」を得る