『ファンシイダンス』、『シコふんじゃった。』などのコメディ映画で話題を集め、大ヒット映画『Shall we ダンス?』では日本アカデミー賞13部門独占受賞、全米での日本映画興行記録の更新、リチャード・ギア主演によるハリウッドリメイク版の製作など、大きな成功を収めた周防正行監督。その周防監督の11年ぶりの新作『それでもボクはやってない』のDVDが8月10日に発売される。 『それでもボクはやってない』より (C) 2006 フジテレビジョン アルタミラピクチャーズ 東宝 痴漢冤罪事件を題材とした本作では、事実を基に日本の裁判制度の問題点が浮き彫りにされる。これまでのコミカルな作風からは一転、社会派とも言える本作に込めた思いを、周防監督に語ってもらった。 こんなに長く取材をしたことはなかった 周防正行監督 11年ぶりの新作となった本作。どうしてここまで、製作に時間がかかったのだろうか。 「時間