相模鉄道(横浜市西区)の鉄道事業分社化を巡って26日の始発から電車・バスの終日ストライキを構えている労働組合と会社の協議が難航し、労組は同日未明、始発からストに入った。 相鉄は4月、分社時の賃金条件を変えずに、9月に1602人のうち1117人を転籍させる鉄道分社化方針を打ち出した。交渉で、組合側が会社と結んだ労働協約にある事前協議の条項を踏まえ「分社化に合意していない。転籍を撤回すべきだ」と訴えている。これに対し、経営側は「労働協約では『事前に協議する』と記されているだけで、合意までは盛り込まれてない」と応じていない。 ストは、相鉄の本線(横浜―海老名)といずみ野線(二俣川―湘南台)、「相模鉄道バス」で実施。グループの「相鉄バス」の路線バス(大和、海老名、綾瀬、座間市)と高速バスは通常通り運行する。 問い合わせは、相鉄お客様センター(045・319・2111)へ。