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翻訳に関するgauquiのブックマーク (38)

  • 村上春樹と「翻訳」(メモ) - Living, Loving, Thinking, Again

    ちょっと前に「翻訳」について採り上げたときに*1、タイトルのみ言及してほったらかしにしていたSam Anderson氏の村上春樹訪問記”The Fierce Imagination of Haruki Murakami”*2を思い出した。そこから村上春樹と「翻訳」について書かれた部分をコピーしておく。 “He is always shuttling us back and forth between worlds.” これを踏まえて、 This calls to mind the act of translation ― shuttling from one world to another ― which is in many ways the key to understanding Murakami’s work. He has consistently denied being i

    村上春樹と「翻訳」(メモ) - Living, Loving, Thinking, Again
  • 『表徴の帝国』の誤訳――ロラン・バルト雑感その2 - 翻訳論その他

    バルトの著作の翻訳については、とりわけ日に紹介され始めた頃の翻訳のひどさがよく指摘される。前出のユリイカ2003年12月増刊号では、やはり松浦寿輝が宗左近訳『表徴の帝国』その他いくつかの書名を挙げ、「ああいう欠陥商品を平然と刊行して屋に並べているのは出版社の恥だ」と容赦ない。でも、こうまで言われると、逆に読んでみたくなる。いったいどれだけひどいのか。 同じ誌面で、丹生谷貴志が宗左近訳の一部を取り上げ、原文と対照させた上で批判している。ちょうどいいので見てみよう。批判されているのは、「かなた」という見出しを持った、『表徴の帝国』冒頭の断章に含まれる箇所である。該当部分の原文は下の通り。 Je ne regarde pas amoureusement vers une essence orientale, l’Orient m’est indifférent, il me fournit

    『表徴の帝国』の誤訳――ロラン・バルト雑感その2 - 翻訳論その他
  • 翻訳とキャラクターと言葉と役割語 - 誰がログ

    以下のまとめを読んで。 「翻訳された女」は、なぜ、「~だわ、~のよ」語尾で喋っているのか。 - Togetter まとめた@nofrillsさんもはてブのコメントで指摘されていますが、タイトルに例示されている「女性ことば」は第一の論点では無いように感じました*1。僕の理解では、主な論点は次の二つ(誤読してたらすいません)。 他言語から日語への翻訳の過程において、日語の方の言葉遣いで過剰な/余計なキャラクター付け(を意図した表現)が追加されてしまうことがあること。 その言葉遣いが、実際にはあまり使用されていない場合や、実際には特定の属性/キャラクターと結びつくようなものではない場合があること。 一点目は言語研究から見てもとても面白いテーマだと思いますが、翻訳自体、専門分野ではないので言及は自重*2。二点目に関しては言語研究、日語研究に親しみのある方なら「役割語」というキーワードが思い浮

    翻訳とキャラクターと言葉と役割語 - 誰がログ
  • ベンヤミンの中動態、ヘイドン・ホワイトの誤解 - 翻訳論その他

    中動態というのは印欧語に見られる態のひとつで、それがどのようなものかといえば、その名の通り「能動態と受動態の中間にある態」ということになる。用語自体は古典ギリシャ語の文法に由来するようだが、実例を挙げれば、ラテン語の「受動形式動詞Deponentia」などがこれにあたる。すなわち「形式は受動であるが、その意味は能動である」(河底尚吾『改訂新版 ラテン語入門』p.137)ような、そういう態のことをこう呼んでいる。古典ギリシャ語の場合、中動態は受動態と同形で、その区別はもっぱら文脈によった。また、バンヴェニストによれば、「受動態は、中動態の一様相であり、後者から発生した」(「動詞の能動態と中動態」)。つまり歴史的にいえば、まずは能動態と中動態の対立、次いで能動態と中動態と受動態の対立、その後、現代印欧語に見られるような能動態と受動態の対立が生じたということらしい。 といっても、現代印欧語に中動

    ベンヤミンの中動態、ヘイドン・ホワイトの誤解 - 翻訳論その他
  • Daily Life:ハーツォグ『ぼくらはそれでも肉を食う』

    July 21, 2011 ハーツォグ『ぼくらはそれでも肉をう』 ぼくらはそれでも肉をう―人と動物の奇妙な関係 Anthrozoologyの。Anthrozoologyは「ヒトと動物の関係学」と訳すのが日の学会の名前とも一致していいのだと思う(もっともヒトと動物の関係学会の英語名称はanthrozoologyではないのだが)が、書ではなぜか「人類動物学」と訳されている。 全体としてのメッセージは、動物に対する態度は、動物愛護の活動家であれ闘鶏愛好家であれその中間のもっと一般的な人であれ一貫していないのが心理的に普通だということで、著者自身による非常に多様な人々に対するインタビューと、さまざまな心理学的知見、社会調査の知見などが紹介されている。自分は「菜主義者」だと答える人の6割がなんらかの肉を24時間以内にべている、という調査結果などがおもしろい。 翻訳は、あとで指摘する細か

  • TechCrunch | Startup and Technology News

    China has closed a third state-backed investment fund to bolster its semiconductor industry and reduce reliance on other nations, both for using and for manufacturing wafers — prioritizing what is…

    TechCrunch | Startup and Technology News
  • 翻訳に必要な3つの技術 - Digital Romanticism

    翻訳に必要と思われる技術について整理する。 導入 私のブログの書き方を紹介したエントリの中でもすこし触れたとおり、翻訳という作業は自分の中で大きな位置を占めるようになってきています。『エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計』が出版されて以来、新しい翻訳をやったり、他の方の翻訳をレビューに参加させて頂いたりと、翻訳がらみの仕事が増えてきましたので、この機会に自分が考えていることを整理したいと思います。 なお、この場を借りて大先輩の翻訳論をご紹介しておきます。 翻訳の心がけ - 結城浩さん http://capsctrl.que.jp/kdmsnr/diary/20110326p01.html - kdmsnrさん 私の考える、翻訳に必要な3つの技術とは「英文解釈」「翻訳のテクニック」「日語作成技術」です。結局のところ翻訳とは、「英文を正確に理解し」「日語に置き換え」「日語として自然に読

    翻訳に必要な3つの技術 - Digital Romanticism
  • 「雑誌『新しい天使』の予告」(3) - 翻訳論その他

    第6段落と第7段落。ここで主に語られているのは、対象を論じる際の姿勢と、書き手の資格についてである。とりわけ、哲学的および宗教的取り扱いの重視、そして哲学的および宗教的普遍性と科学的普遍性との違いを掴むことが読解のポイントとなる。ベンヤミンは前者の普遍性を「歴史的なもの」、後者の普遍性を「非歴史的なもの」と見ている。アクチュアリティの観点からベンヤミンが雑誌に求めるのは、もちろん前者の、限りなく果敢ない普遍性だ。 *** この雑誌に普遍性が宿るとして、その普遍性は、いささかも、そこで扱われる対象そのものが持つ普遍性に由来するものではない。普遍性は、対象を哲学的に取り扱うことから生じる。こうした哲学的な取り扱いを心掛けさえすれば、科学的な対象すなわち実利的な対象であれ、政治的な対象であれ、数学的な対象であれ、それに普遍性を付与することができる。逆に、この雑誌に一番おあつらえ向きと思える文学的

    「雑誌『新しい天使』の予告」(3) - 翻訳論その他
  • 翻訳論その他

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  • 財津理の思想研究 ドゥルーズ/ラカン/ハイデガー 翻訳とは何か

    例えば私の翻訳作品である『差異と反復』(Deleuze《 DIFFERENCE ET REPETITION 》)は、その読者として、フランス語を理解しない多くの日人を想定している。(いまは、国籍に関係なく日語を母国語とする者を日人と呼んでおく。) 翻訳文そのものは、主語と動詞の関係、修飾する語と修飾される語との関係がなるべく見えやすい構造をもつよう工夫した。ところが私は、この翻訳文のなかで、かなり多くの単語に原語の発音をルビというかたちで添えた。私は、翻訳文の構造を、なるべく自然な日語の構造に近づけるよう努力したが、単語のレベルでは、哲学の専門用語(これを我々は「哲学方言」などと呼んでいる)や、ドゥルーズの造語などには、普通の日語の単語ではないということを示すために、やや気休めでもあるが、原語の発音を付したのである。 では、私はこの原書を完全に理解して翻訳したのだろうか。 まず、

  • 秘された生のさなかで(Facebookペースト) | ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

    秘された生のさなかで(Facebookペースト) ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ 秘された生のさなかで(Facebookペースト)のページです。 昨日、試写の帰り、渋谷のブックオフで買った レナード・コーエン『テン・ニュー・ソングズ』(01)を いまヘッドホンで聴いている。コーエン67歳時のアルバム。 声はより低くなり、より掠れ囁きながら 女性コーラスのなかに「潜る」ようになる。 男の老体が若い女に寄り添うようでこれがすごくエロい。 しかし英語の歌詞は単純でも含みをもつなあ。 ほとんどがラヴソングだとおもう。黙示録的な。 ● ウィキで調べると 『Dear Healther』という04年のアルバムが コーエンのいまのところの最新作みたいね。 71歳時の歌かあ。 これも聴いてみたい(たとえ衰退相であっても)。 そうおもうのも、ぼくが70年代に好きだった 日の詩作者が いまみんな60歳

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    トルコ水紀行 -前編 イスタンブール- みなさんこんばんは、地図子です!8月は久しぶりに毎月更新にしようと思います。今までずっと名古屋について書いてきましたが、ワープして・・・ トルコについて書きたいと思います。 2024年6月に念願のトルコに行ってきました。いつからトルコに行きたかったかわから…

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  • 「翻訳者の課題」  『ベンヤミン・アンソロジー』山口裕之訳 - 大漁、異漁。

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    そすいさんぽ 全34.8キロを全部歩いてきた。疏水分線コース編 そすいさんぽ完全制覇の日記です。前回、前々回と、琵琶湖から宇治川までを歩く大津-鴨川コースと鴨川運河コースを歩いてきた様子を書きました。 daiary.hatenadiary.jp daiary.hatenadiary.jp 琵琶湖疏水はこれ以外にも、蹴上のあたりで北に分岐して京都市内に水を送…

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    そすいさんぽ 全34.8キロを全部歩いてきた。疏水分線コース編 そすいさんぽ完全制覇の日記です。前回、前々回と、琵琶湖から宇治川までを歩く大津-鴨川コースと鴨川運河コースを歩いてきた様子を書きました。 daiary.hatenadiary.jp daiary.hatenadiary.jp 琵琶湖疏水はこれ以外にも、蹴上のあたりで北に分岐して京都市内に水を送…

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  • 誤訳は何故なくならないのか――ポール・ド・マン、ジャック・デリダ、ヴァルター・ベンヤミン、山城むつみの交点 - 翻訳論その他

    誤訳はなぜなくならないか。理由はいくつか考えられる。けれど、この問題を考える上で、まず除外しておかなければならないものをひとつ挙げておく。それは、「あらゆる翻訳は誤訳である」という考え方だ。 この命題の根には、「翻訳とは、異なる言語に属する表現どうしの間に等価を打ち立てることだ」という前提がある。翻訳=誤訳論は、この前提の上に「異なる言語間の表現に等価を打ち立てることは不可能だ」という常識をさらに積み上げて、その上にふんぞりかえっている。けれど、常識の足場である等価論が間違っているとしたらどうだろう。つまり、翻訳とは異なる言語間に等価を打ち立てることなんかでは全然ないとしたらどうだろう。誤訳質論は、胡坐をかいた空中浮揚みたいなことになる。こういう発言は、翻訳といえばすぐに「越境!」だとか「トランスなんたら!」だとか、妙に威勢のいいことを言って嬉しがっている人たちに特有の逆説にすぎない。だ

    誤訳は何故なくならないのか――ポール・ド・マン、ジャック・デリダ、ヴァルター・ベンヤミン、山城むつみの交点 - 翻訳論その他
    gauqui
    gauqui 2011/01/16
    『誤訳はなぜなくならないか。理由はいくつか考えられる。けれど、この問題を考える上で、まず除外しておかなければならないものをひとつ挙げておく。それは「あらゆる翻訳は誤訳である」という…』
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