タグ

ブックマーク / www.honzuki.jp (154)

  • 知る人ぞ知る、漫画的想像力の極北。宮崎夏次系『変身のニュース』 | 本が好き!Bookニュース

    このマンガを読んだときは衝撃を受けた。このタッチは見慣れている気がする、美大っぽい感じ。ラフな感じでありながら、きちんとした教育を受けた人の筆さばきだ。だから画面に展開する図像に目新しさ、投げ遣りを装ったキャラクターたちの計算された脱力感に驚いたのではない。何に驚いたかと言えば、そのSF的な表現だ。『変身のニュース』、これは使い古された言い方ではあるけれど、「マンガ表現の極北」にいる作品だと言っていいだろう。 この作品は、「変身」をテーマにした短篇集。乾ききった世界の中を、「すこし不思議」な設定の若いキャラクターたちが少し苦い人生を生きている。まるでカフカのあの『変身』を彷彿とする「変身」が登場人物にもたらされ、その「変身」によって世界の構造そのものが根底から大きく覆される。素っ気ないかのようなキャラクターや情景の描写、敢えて「ちょっと意外な(でもそれなりにありふれた)SF的設定」が導入さ

    知る人ぞ知る、漫画的想像力の極北。宮崎夏次系『変身のニュース』 | 本が好き!Bookニュース
    gauqui
    gauqui 2013/01/30
  • 『人間仮免中』はスゴいとかヤバいとかの次元の本ではなかった | 本が好き!Bookニュース

    かねてから、アダルトビデオとプロレスは似ていると思ってきた。そこに生身の人間がいて、殴り合いやセックスという、その人間の体を痛めつける行為をショービジネスにするというところ。そして、そういう「ビジネス」が世間に存在し、一部の人達の欲望や憧れの的になっているということは、世の中のことを考える際にとても重要なことだと思っている。 今回紹介する『人間仮免中』の著者は、元AV女優の卯月妙子さんという女性だ。「元AV女優」といっても、その経歴は半端なものではない。その「凄さ」を知りたいならば、卯月さんの前著『実録企画モノ』を読んでみるといい。SM、スカトロなど、文字通り半端ではないレベルの「企画」に体当たりでのぞんだ人物なのだ。しかし、今回のこと『人間仮免中』をとりあげようと思ったのは、このがいわゆる「スゴい」「ヤバい」という触れ込みのだと誤解して、手にとるのを躊躇ったり、そのままスルーしてしま

    『人間仮免中』はスゴいとかヤバいとかの次元の本ではなかった | 本が好き!Bookニュース
  • へんたいを優しく残酷に描く『ぼくらのへんたい』  | 本が好き!Bookニュース

    「変態」という言葉はもともと生物学の用語で、例えば蝉の幼虫が夏に木にとまってミンミン鳴く成虫になるように「姿が変わる」ことを指したものだった。それがいつのまにか、心理学の用語「変態性欲」を経て人口に膾炙し、性的に一般的でない人や行為を指して「変態」というようになったのだと考えられている。 生物学でいう「変態」は、英語でいうと「transform」。自動車が意識を持つロボット生命体に変形する『トランスフォーマー』を思い出してしまいがちだけれど、実はこの「トランスフォーム」という概念に執着した人物を一人思い出してほしい。漫画の神様こと手塚治虫その人だ。かつて医学の道を志したこともある手塚治虫は、生涯を通してこの「トランスフォーム」に関心を持ち続けた。 今回紹介する『ぼくらのへんたい』を読んでいる時、この手塚治虫における「変態」について、どうして考えたくなってしまった。『ぼくらのへんたい』は思春

    へんたいを優しく残酷に描く『ぼくらのへんたい』  | 本が好き!Bookニュース
  • 藤田直哉『虚構内存在』を読む前に、気楽に予習したい人のための7冊 | 本が好き!Bookニュース

    今回は、SFを中心に多様なサブカルチャー全般を対象領域として評論活動を行なっている藤田直哉さんにご登場いただきます。藤田さんは、この2013年1月下旬に、初の単著となる『虚構内存在 筒井康隆と〈新しい《生》の次元〉』という書籍を刊行されます。このは、日のSFを語る上での最重要人物である筒井康隆を論じながら、現代の人間にとって無視することのできない、虚構内の存在とどのように生きていくことができるのか、という問いの可能性を探るというもの。 筒井康隆も藤田さんも、どちらもユーモアを愛する人物ですが、またどちらも真面目な論考めいた文章も書く人です。今回は、著者ご自身に書籍のエッセンスを概説してもらいながら、同時に「気楽に予習として読める7冊」を選んでいただきました。 ・予習のを辿る列を飛び出して 初めまして。藤田直哉と申します。SFやその周辺のサブカルチャーについて評論を書かせていただいてい

    藤田直哉『虚構内存在』を読む前に、気楽に予習したい人のための7冊 | 本が好き!Bookニュース
    gauqui
    gauqui 2013/01/23
  • ばるぼらが選ぶ「デザイン関連書5選 2012年版」 | 本が好き!Bookニュース

    雑誌を中心に幅広く蒐集活動を行い、編集者・ライターとしても国内外を問わず古今東西の文化を精力的に紹介している「ばるぼら」氏。今回はそのばるぼらさんに、「2012年に刊行されたデザイン書」を5冊選んでいただきました。 「デザイン」というのは、単なる視覚的な意匠にとどまらず、時代ごと、社会ごと、対象者ごとに、情報をどのように整理し、どのように伝えたいのかを、もっとも効率的に圧縮しているものだと僕は考えています。だから、最新のデザイン書について概観することで、そこでどのように情報が整理整形され、誰にむかって何が発信されようとしているのか、誰が何を受信しているのかも見ええくるのではないでしょうか。 *** 「2012年に出たデザイン関連書を5冊選んでください」と頼まれて、気軽に引き受けたものの、いざ考えはじめて直面した問題は、2012年特有の何かというものがどうにも思いつかないことだった。 201

    ばるぼらが選ぶ「デザイン関連書5選 2012年版」 | 本が好き!Bookニュース
  • 自我の境界線はどこにあるの?『空が灰色だから』の阿部共実作品特集 | 本が好き!Bookニュース

    今年もたまごまごさんに原稿を依頼しました。今回は、昨年から話題騒然の阿部共実特集です。先日、代表作『空が灰色だから』の最新刊と、最初期からの短編を集めた作品集『大好きが虫はタダシくんの―阿部共実作品集』が刊行されました。読者の不快感を煽るような独特の表現を用いて、社会生活の不安を描く阿部共実の魅力とは何なのでしょうか。 阿部共実の作品を最初に読んだとき、つよく印象にのこったのは虫でした。 虫には「群体で行動することが多く、単体で生きていくことができない」というイメージがあります。 群れの中で何らかの役割をになって、初めて生きていけます。 でも人間は違う。一人でも生きられる。ゆえに、自我がある。 自分は他人と違う。社会と違う。一個人である。こうやって認識することで、「自分」を考えるきっかけができる。 それが、阿部共実作品ではゆらぎます。 強烈な自意識過剰と、自他の境界線の崩壊。自分はこう思っ

    自我の境界線はどこにあるの?『空が灰色だから』の阿部共実作品特集 | 本が好き!Bookニュース
    gauqui
    gauqui 2013/01/18
    うああ『大好きが虫はタダシくんの』のひとか、、
  • バンド・デシネとSF 大森望インタビュー[後編] | 本が好き!Bookニュース

    前回に引き続き、評論家の大森望氏へのインタビューの後編です。インタビュアーは、バンド・デシネの翻訳者として多数の作品を手掛けている原正人さん。大森さんの「SFファンの教養としてバンド・デシネと出会った」というお話が中心だった前回に続き、今回は大森さんがプッシュしている大作『闇の国々』のお話を中心に伺いました。 前編はこちら 原:『闇の国々』は既にかなりの作品が訳されましたが、どれが一番面白かったでしょうか? 大森:一番驚いたのは「傾いた少女」ですね。小説では書けないSFというか。 メビウスもそうですよね。『アルザック』も小説で書いてインパクトがあるSFになるかというと、そうはならない。ヴィジュアルでしか表現できないSF的な魅力というものがあるんです。普通こういうことは考えないと思いますが、女の子が傾いているというアイディアがまずあって、そこからなぜ斜めなのかということについて、一応解明しよ

    バンド・デシネとSF 大森望インタビュー[後編] | 本が好き!Bookニュース
    gauqui
    gauqui 2013/01/16
    読んだよんだ
  • バンド・デシネとSF 大森望インタビュー[前編] | 本が好き!Bookニュース

    2013.01.16 posted by honzuki / Category: 原正人 / Tags: SF, マンガ, 古典, 映画・アニメ SFの翻訳者としても、また豊崎由美氏との「メッタ斬り!」シリーズでも知られる、評論家の大森望氏に「バンド・デシネとSF」という切り口でインタビューしました。インタビュアーは、バンド・デシネの翻訳者として『闇の国々』をはじめ、多数の作品を手がけてきた原正人さんです。 インタビューは前編・後編でお送りします。前編は、日のSF界の重鎮である大森氏の眼から見たバンド・デシネの受容史。後編は、2012年に主要作品のシリーズ邦訳が決定した大作『闇の国々』についての大森氏の分析です。 原:大森さんには以前、東京堂書店神田店で行われたバンド・デシネのイベントにも出演していただきましたし、邦訳バンド・デシネの書評も多くしていただいています。そもそも海外マンガに

    バンド・デシネとSF 大森望インタビュー[前編] | 本が好き!Bookニュース
    gauqui
    gauqui 2013/01/16
    読んだ
  • 楽譜を読み漁る水城せとな。『マンガと音楽の甘い関係』 | 本が好き!Bookニュース

    「マンガと音楽の関係」というテーマは、そんなに新鮮ではない。音を実際に出すということが原理的に不可能なマンガという表現において、不可能だからこそ音を表現したり、むしろ実際に音がでないという制約を逆手にとって現実には有り得ない音楽を描いたり、マンガ家たちが音楽にかける想いは並大抵ではないはずだ。ひるがえって、マンガの読者も、現実に鳴っているわけではない音を、作品から聞き取ろうとする、あるいはそう意図しないままに聴きとってしまう。 今回紹介する高野麻衣さんのエッセイ集『マンガと音楽の甘い関係』は、まさにこの「音を出せないマンガが、音楽をどう描いてきたか」「マンガ読者が、作品から音楽をどのように聴きとってきたか」を扱った1冊。このが、単なるマンガ好き・音楽好きによる焦点の定まらないグダグダな内容になっていないのは、著者の高野さんのマンガと音楽に注ぐ愛情が尋常なものではないからなのだろう。水城せ

    楽譜を読み漁る水城せとな。『マンガと音楽の甘い関係』 | 本が好き!Bookニュース
  • SFを論じる著者による政治的でオカルティックなツェッペリン論 | 本が好き!Bookニュース

    人文書の刊行で知られる出版社・水声社から「ロックの名盤」と題されたシリーズの刊行が始まった。その第一回は2冊同時の発売。2007年の再結成が話題になったレッド・ツェッペリンの代表作『IV』と、ミュージカルや映画でもお馴染みABBAのベスト盤『アバ・ゴールド』を、それぞれのアルバムごとに批評し紹介するというもの。 ロックを「思想として、あるいは批評性のあるもの」として捉え直すため、敢えて雑誌やムックではなく、単行として刊行されるというこのシリーズ。今回の記事ではまず、フィリップ・K・ディック論でも知られる著者エリック・デイヴィスによる『IV』論を紹介したい。ニューヨーク・ポスト紙でチーフライターを務めるエリザベス・ヴィンセンテリによる『アバ・ゴールド』論は後日扱う予定。 書と「ロックの名盤」シリーズは、欧米で高い評価を得ながら現在も継続されている「33 1/3」というシリーズから選ばれて

    SFを論じる著者による政治的でオカルティックなツェッペリン論 | 本が好き!Bookニュース
    gauqui
    gauqui 2013/01/10
  • 菊地成孔がアニメについて語る?!ジャズメルカ第二回開催  | 本が好き!Bookニュース

    2013.01.08 posted by honzuki / Category: イベント情報 / Tags: SF, マンガ, 映画・アニメ, 音楽 2013年1月9日、渋谷UPLINKで「プロのミュージシャンがアニメについて語る」という異色の催し「ジャズメルカ!!!!!!!!!! vol.2 特集:『LUPIN the Third -峰不二子という女』」が開催される。今回はゲストに菊地成孔氏、前回に続いて大谷能生氏・吉田隆一氏・吉田アミ氏らが登壇。彼らを迎えるのは、アニメ評論同人誌最大手「アニメルカ」編集長の高瀬司氏。「ジャズとアニメ」という、一見すると意外な取り合わせをめぐって激論が展開されることはほぼ間違いない。 前回の「ジャズメルカ!!!!!!!!!! vol.1」の様子は、既に刊行されている同人誌「アニメルカ増刊号 反=アニメ批評 2012 autumn」に採録されている。今回

    菊地成孔がアニメについて語る?!ジャズメルカ第二回開催  | 本が好き!Bookニュース
    gauqui
    gauqui 2013/01/08
  • 『現代思想』最新号所収の小泉義之・千葉雅也対談とメイヤスー論考を紹介 | 本が好き!Bookニュース

    2012年末に刊行された、青土社の思想誌「現代思想」の最新号「特集:現代思想の総展望2013」は、その特集名にふさわしい強力な内容だ。 社会学から人類学、哲学、そしてフェミニズムや生物学やエコロジーまで、広く「思想」といえる様々な領域の最新の情報がまとめられている。今回は、哲学者の小泉義之と千葉雅也の対談、そしてその対談で中心的な話題を占める現代フランスの哲学者メイヤスーの論考を取り上げていきたい。 思弁的転回とポスト思考の哲学 / 小泉義之+千葉雅也 小泉義之は、最近文庫化された現代フランス哲学の古典的著作ドゥルーズ『意味の論理学』の翻訳を手掛け、また2012年には著書『生と死の哲学』を刊行し話題になった哲学者。対談の相手となる千葉雅也は、2012年から「現代思想」誌に「アウト・イン・ザ・ワイルズ」と題する文章を連載し、今年2013年には博士論文の刊行が予定されている気鋭の論客だ。 二人

    『現代思想』最新号所収の小泉義之・千葉雅也対談とメイヤスー論考を紹介 | 本が好き!Bookニュース
    gauqui
    gauqui 2013/01/04
    岡本源太さんのも気になる。
  • 動画付き紹介:映画史からSNS、そして政治へ『イメージの進行形』 | 本が好き!Bookニュース

    2012.12.27 posted by honzuki / Category: 新刊情報 / Tags: SF, マンガ, 映画・アニメ 世の中には、iPhoneやパソコンで観る動画があり、テレビやレンタルDVDの映像があるのに、何故か「映画館で観る映画」だけが特権的に語られてきた。ちょっとでも映画論のようなを手にとったことがある読者は誰でも「映画館で観る映画」だけが偉いの?と疑問を持ったことがある筈だ。 「映画館で観る映画」がどれだけ偉いのかという問いはさておくとしても、それ以外のあらゆる「映像」について語る言葉が長い間待ち望まれてきた。今回紹介する渡邉大輔『イメージの進行形 ソーシャル時代の映画と映像文化』は、スマートフォンや携帯ゲーム機、YouTubeやニコニコ動画と、ショッピングモールのシネコンが一般化した状況での映画体験とを、同じ地平で語ることを目論む意欲的な論集。生硬な語り

    動画付き紹介:映画史からSNS、そして政治へ『イメージの進行形』 | 本が好き!Bookニュース
  • エヴァとガンダムとファッション論。何故、服は体の一部なのか。 | 本が好き!Bookニュース

    2012.12.27 posted by honzuki / Category: 新刊情報, 蘆田裕史 / Tags: SF, マンガ, 古典, 哲学・思想, 映画・アニメ 「人間は服を着た猿だ」というような言い方があります。 では、その服とは何なのでしょうか。衣服が人間にとって何なのか、というこの哲学的な問いに取り組む人々がいます。哲学者・鷲田清一さんを筆頭とするこの「ファッション論」とでもいうべき分野では、最近は若手が目覚しい活躍を展開しています。今回、原稿をお願いした蘆田裕史さんは、この若手論者たちのなかでも代表的な1人。昨年夏に刊行されて話題になった『ファッションは語りはじめた 現代日ファッション批評』に寄稿したり、盟友の水野大二郎さんとファッション批評誌『fashionista』を立ち上げるなど、精力的に活動しています。 今回の原稿では、服について哲学するための思想史を簡単に

    エヴァとガンダムとファッション論。何故、服は体の一部なのか。 | 本が好き!Bookニュース
    gauqui
    gauqui 2012/12/27
    蘆田裕史さんきたー
  • 破滅の美しさを描く安吾の問題作を艶かしく漫画化『戦争と一人の女』 | 本が好き!Bookニュース

    2012.12.26 posted by honzuki / Category: 新刊情報 / Tags: SF, マンガ, 映画・アニメ 『堕落論』で知られる文学者・坂口安吾が戦時中の男女の関係を綴った『戦争と一人の女』という作品を、漫画家の近藤ようこが描き下ろしで漫画化した。安吾の『戦争と一人の女』は、戦後のGHQによって「プロパガンダ」と思われた箇所を削除され、ズタズタになった状態で発表されてしまった作品。しかし今回、検閲による削除のない「無削除版」を元にして、膨大な資料にもとづいた時代考証を踏まえて漫画化された。 元遊女と、ほとんど仕事がないやさぐれた映画の脚家の男。この2人が焼夷弾の降り注ぐ第二次大戦下の東京で過ごす日々が描かれた『戦争と一人の女』。当たり前の愛情を交わせない彼らが抱く屈折した感情が、近藤ようこならではの、艶かしくささくれだった筆致で描き出される。今回の記事では

    破滅の美しさを描く安吾の問題作を艶かしく漫画化『戦争と一人の女』 | 本が好き!Bookニュース
    gauqui
    gauqui 2012/12/26
    女性ががしっと立ってるときのふくらはぎかっこいい。表紙。
  • アメコミ最強アーティストが描く魅惑的な美女が大集合『カバーラン』 | 本が好き!Bookニュース

    2012.12.25 posted by honzuki / Category: 新刊情報 / Tags: SF, マンガ, 映画・アニメ 「アメコミの美女ってアレでしょ、なんか変にムキムキでバタ臭い顔のお姉さんがドヤ顔してるやつでしょ」と思ってる人に教えたい。それは日のマンガに美少女しか出てこないと思っているような狭い了見なのだと。日にはニンジャとゲイシャしかいなくて、何か失敗するとすぐ「ハラキリ!」と言って日刀を取り出すような人しかいないと思っているような誤解なのだと。 狭い了見を修正するのには、何と言っても実例を提示するのが一番…とは思ったものの、アメコミに出てくる美女で、ムキムキでもバタくさくもない人って、あんまりフィーチャーされていないので表紙だけは伝わらなかったり、長いシリーズのなかに登場する脇役だったりするので、ひとつのシリーズを読み込んで貰う必要があったり、とそれはそ

    アメコミ最強アーティストが描く魅惑的な美女が大集合『カバーラン』 | 本が好き!Bookニュース
    gauqui
    gauqui 2012/12/25
    かっちょええー
  • 聖夜に漫画喫茶で読みたいマンガ作品10選 | 本が好き!Bookニュース

    さて、残念ながらマヤ暦が終わっても世界は終わりませんでした。皆さんにはこれから聖夜を迎えていただくことになるのですが、聖夜に敢えて漫画喫茶に篭ってマンガを読んで過ごそうという猛者の皆さまのために、Bookニュースが選ぶ「聖夜のためのマンガ10選」を作ってみました。参考にしていただければ幸いです。 第1位:『空が灰色だから』 「2012年 このマンガがすごい!」ではこれが1位になると思っていたんですけどね。屈した人生を歩んでしまう、不器用な人間を描かせたら、今この人の右に出る人はいないと思います。読むと胸がえぐられますが、そのえぐられた胸に開いた穴からなぜか青空に行き交う雲が見える一瞬があったりして、さわやかな気持ちになれること請け合います。特にいまのところの最新刊第3巻の最終話は素晴らしいですね。社会的にはリア充たちがよろしくやっている筈のクリスマスの夜に、こんな作品を独りで漫画喫茶で読

    聖夜に漫画喫茶で読みたいマンガ作品10選 | 本が好き!Bookニュース
  • 文豪が作品に込めた歌姫の歌声を聞く『カフカと〈民族〉音楽』 | 本が好き!Bookニュース

    2012.12.21 posted by honzuki / Category: 新刊情報 / Tags: 古典, 哲学・思想, 芸術・美術, 音楽小説の中で描かれた音楽を聞いてみたい」と思う人は多い。しかし、どんなに頑張っても、作品世界の中で鳴り響いている音を読者が聞くことはできない。今回取り上げる『カフカと〈民族〉音楽』は、ある意味でその困難な試みの記録だ。著者の池田が耳を傾けようとするのは、タイトルにあるとおり文豪カフカの作品。それも晩年の短編に登場する、「ネズミ族」という架空の一族の歌姫の歌声だ。 『カフカと〈民族〉音楽』で池田は、カフカが生きた時代の音楽、そしてその時代の文学と社会がいかに音楽と結びついていたのかを、詳細に紹介していく。カフカが生きた時代、それはヨーロッパの覇権をナポレオンやドイツが争い、世界中の諸地方の人々がその覇権から身を守るために民族としてまとまって立ち

    文豪が作品に込めた歌姫の歌声を聞く『カフカと〈民族〉音楽』 | 本が好き!Bookニュース
  • 『Webライティング実践講座』で機械的に原稿作成してみた | 本が好き!Bookニュース

    いきなりですが、困っています。今日取り上げるニュースがありません。紹介したいはたくさんあるのですが、どれも読む時間がなくて、まだ紹介できる状態じゃありません。 かといって、記事を書かないで一日を過ごしてしまうと、当然ながら翌日のニュースに穴が開いてしまいます。これはマズいです。 いや、1冊ありました、読みながら紹介できるが!いやむしろ、読みながら記事を書けるが。そう、それが今日取り上げる『Webライティング実践講座 ニュースリリースから商品説明まで』なのです。 今日は、書の案内に従って記事を書いてみようと思います。 見出しからつくる さっそく書を開いてみると、第1章は基礎編。 「”見出しからつくる”がライティングの基」とのこと。 Webライティングでもっとも重要なのは見出し。書では、見出しそのものにニュース性や、読者を驚かせる、起承転結でいうところの「転」が込められている必要

    『Webライティング実践講座』で機械的に原稿作成してみた | 本が好き!Bookニュース
    gauqui
    gauqui 2012/12/19
  • 今いちばん読みやすい源氏物語はこれだ『はやげん!』 | 本が好き!Bookニュース

    「源氏物語」って有名だけれど、実際のところ、あれって当におもしろいの?という疑惑を持った人はけっこう多いのではないでしょうか。ほかでもない、僕自身もそのひとりです。「まんが源氏物語」みたいなものには、何度か挑戦してきたのですが、「源氏物語を読破した」と言うことはできません。登場人物が多すぎて物語の全体像が掴めないし、なにしろ長いんですよね……。 そんな僕が、さほど期待せずに手にとったのが今回紹介する『はやげん! はやよみ源氏物語』。安易なコミカライズだったら読む時間の無駄だけど、もし面白かったら儲けものだと思って読み始めました。結論からいうとコレは「当たり」です。長大な原典から、読み通すための最低限の情報だけを大胆に選りすぐり凝縮。200ページたらずに圧縮された物語は、要所要所で現代的なアレンジが施されており、古臭い印象は皆無。『うた恋い。』(特に『うた変。』)が好きな読者にはクリーンヒ

    今いちばん読みやすい源氏物語はこれだ『はやげん!』 | 本が好き!Bookニュース
    gauqui
    gauqui 2012/12/18