大阪市立桜宮高校の在校生の保護者や弁護士らの有志でつくる「桜宮高校から体罰をなくし、改革をすすめる会」が30日、大阪市教委に対し、部活の再開や教員の総入れ替えの中止を求める要望書を提出した。 要望書では部活の停止について「生徒に苦痛や不利益をもたらす誤った措置」とし、一部の生徒には大学推薦の要件が欠ける結果が生じていると指摘した。 提出後、約30人の保護者が記者会見。部活中止の影響について、2年生の男子生徒の母親は「息子は部活中心の生活で大学も推薦しか考えていない。練習できずモチベーションも下がっている。子供の運命が変わってくるのに軽く考えられている」と訴えた。 別の母親は「一生に一度の新人戦に出ることができなかった。大人が考えている以上に子供は傷ついている」と話した。 また2年生の男子生徒の父親(52)は「これまで(学校に)無関心だった保護者の責任もある。桜宮から体罰をなくすため、保護者