シンプルな台座に白い球体という、ルームライトのような見た目からは見当がつかないが、これは日立製作所が開発したコミュニケーションロボット。話し掛けると視線を合わせて表情豊かに反応し、自分からもこちらに話し掛けてくれる。現在11月1日~2日に開催している「Hitachi Social Innovation Forum 2017 TOKYO」(東京国際フォーラム)で展示されている。 開発段階のため製品名もなく、ユーザーが好きな名前を付けられるよう特定の呼び名もないそうだが、この記事では開発のきっかけとなった動画にのっとり、彼のことを「マグナス」と呼ばせてもらうことにする。 マグナスの開発が始まったのは2016年。きっかけは「消せない不安から人々を守る社会」をテーマに、未来の課題とその解決を描いたコンセプト動画の1つだったという。 その動画では、1人暮らしのおばあさんが息子からプレゼントされたロボ