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2013年04月05日02:00 カテゴリ書評/画評/品評Art 職業病としての中二病 - 画評 - となりの関くん 長女が発見。 となりの関くん(現在5巻) 森繁拓真 初出2012.03.15; 以後続巻ごとに更新 でかした。 いや、本作の登場人物たちと同じ中学生とあらば、そこは「けしからん」というべきかも知れないが、面白いものは面白い。 関くん、その手があったか。 学校ほどマンガに利用される舞台はないが、学校ほどそこで行われている本来の活動がスルーされる舞台もない。コメディ、スポーツ、エロマンガ…そこで描かれるのは色恋沙汰や部活動であり、授業そのものが描かれるものはほとんどない。「鈴木先生」すら主題は「思春期の悩み」であって教科ではなく、もちろん本来の授業はそっちのけ。 その意味において本作「となりの関くん」もマンガの王道で、主人公たちが授業以外の何かに熱中するさまが存分に描かれている
習うより慣れろ、学ぶより真似ろ。 やりなおし数学シリーズ。いつもと違うアタマの部分をカッカさせながら、3週間で一気通貫したぞ。もとは小飼弾さんへの質問「数学をやりなおす最適のテキストは?」から始まる。打てば響くように、吉田武「オイラーの贈物」が返ってくる……が、これには幾度も挫折しているので、「も少し入りやすいものを」リクエストしたら、これになった。 本書の特徴は、「つながり」。アラカルト方式を改め、高校数学の体系を一本化しているという。なるほど、上巻の「数と式」の和と差の積の形に半ば強引に持ち込むテクは、下巻の積分の展開でガンガン使うし、図形と関数はベクトルと行列の基礎訓練だったことに気づかされる。ベクトルが行列に、行列が確率行列に、さらに行列がθの回転運動や相似変換に「つながっている」ことが「分かった」とき、目の前がばばばーーーっと広がり、強制覚醒させられる。 上巻 1章 数と式 2章
今年もお世話になりました、すべて「あなた」のおかげ。 このブログのタイトルは、「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」。そして、このブログの目的は、「あなた」を探すこと。ともすると似た本ばかり淫するわたしに、「それがスゴいならコレは?」とオススメしたり、twitterやfacebookやtumblrで呟いたり、「これを読まずして語るな!」と叩いたり―――そんな「あなた」を探すのが、このブログの究極の目的だ。 昨年までの探索結果は、以下の通り。 この本がスゴい!2010 この本がスゴい!2009 この本がスゴい!2008 この本がスゴい!2007 この本がスゴい!2006 この本がスゴい!2005 この本がスゴい!2004 昨年から始めたオフ会で、たくさんの気づきとオススメと出会いを、「あなた」からもらっている。目の前でチカラ強くプッシュしてもらったり、物語談義を丁々と続けたり
創刊号のテーマは Construct the World, C++ です。まず、レビューを書くという条件でこの雑誌を紹介してくださったくださった深川宏樹さん (id:hiroki_f)、また高橋晶さん (id:faith_and_brave) をはじめとする「C++ 闇の軍団」の皆様に感謝いたします。ありがとうございます。 僕は仕事で C++ を使っていますが、 C++ のスキルはたいしたことがありません。スキルをどう表現するかは難しいところですが、 Exceptional C++ を読んで「当たり前じゃん」ではなく「勉強になるなあ」と思える程度の能力です。そして C++ が好きな言語というとそうではなく、どちらかというと嫌いな部類です。C++ の記述の面倒くささやコンパイル時間の長さに辟易して D に逃げてしまったくらいです。しかし C++ には学ぶところがたくさんあります。 C++ の
読むだけでプレゼンが上達する。いや、「見るだけ」で上手くなる。 なぜなら、本書そのものが、優れたプレゼンテーションのお手本になっているから。 わたしはデザイナーではない。しかし、同じテーマについて、「まずいデザイン」と「うまいデザイン」が並んでいるなら、見分けることができる。デザインの原則――「コントラスト」「反復」「整列」「近接」を使って、凡庸なシートが、ダイナミックで統一感をもったものに変わっていく過程は、"見た"瞬間に理解できる。 世界プレゼンコンテストで第1位のジェフ・ブレンマン[URL]とか、「でかいプレゼン」で有名な高橋メソッド[URL]、マレーシア大学薬学部教授の講義スライドを読むというより、"見て"いるうちに、優れたプレゼンのキモに親しむことができる。もちろんビジュアルもテーマも全然ちがうが、どのような効果を狙っているか?そのためにどんなデザイン戦略でいるのか?が伝わってく
2009年09月16日22:00 カテゴリ書評/画評/品評SciTech パニック禁物、油断もっと禁物 - 書評 - インフルエンザ パンデミック 講談社高月様より献本御礼。 インフルエンザ パンデミック 河岡義裕 / 堀本研子 これはすごい。内容もすごいが、タイミングもすごい。 最も人を殺したウイルスという点において、「人類最強の敵」であるインフルエンザを知るという点において、最高の一冊。敵を知り己を知れば百病危うからずということであれば、本書こそ最強の常備薬だ。 本書「インフルエンザ パンデミック」は、ロベルト・コッホ賞を受賞したインフルエンザの世界的権威が書き下ろした、「インフルエンザ大全」。厳密には「大全の抄録」であるが、ここまでの広さと深さを兼ね備えた一冊は、専門書でもかつてないのではないか。これが1,000円未満で入手できるのだから素晴らしい。 目次 はじめに 第1章 パンデミ
2009年05月21日17:00 カテゴリ書評/画評/品評Lightweight Languages ruby.learn(:order => reverse); # - 書評 - Ruby逆引きハンドブック C&R研究所より献本御礼。 Ruby逆引きハンドブック るびきち こういう本を待っていた。特に「Rubyクックブック」(翻訳版)の出来がいささか残念だっただけに、この本の価値がさらに高く感じる。 他のプログラミング言語を会得している人であれば、Ruby本はこれと「初めてのRuby」で必要十分なのではないか。 本書「Ruby逆引きハンドブック」は、「出来ることが先」ではなく「やりたい事が先」にある人がRubyを使うための手本。いわゆるクックブックであるが、本家の出来が前述のとおりなので、日本においてはこれが de facto な「Rubyオフィシャルクックブック」となるのではないか。
2009年04月22日00:00 カテゴリ書評/画評/品評Lightweight Languages Linux i386 限定、最上級者向け - 書評 - DEBUG HACKS オライリー矢野様より献本御礼。 DEBUG HACKS 吉岡弘隆 / 大和一洋 / 大岩尚宏 / 安部東洋 / 吉田俊輔 この本が、あなたの仕事に直接役に立つかと言えば、あなたが Linux Kernel Hacker でない限り、役に立たない。「役に立つ」視点から見た場合の本書の想定読者の範囲は、恐ろしいほど狭い。間違っても、「メールアドレスにマッチする正規表現のバグ」を見つけるのに本書を役立てようとしてはならない。 しかし、狭いだけに、深い。そしてその深さを覗き見ることは、本書が全く役に立たない読者にも大いに意味があることだと考える。イチローのように打てなくても、羽生のように指せなくても、彼らが何を目指し、
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