この記事は2010年11月4日発売の「日経トレンディ12月号」から転載したものです。情報は基本的に発売時点のものとなります。 冬の食卓の定番、鍋料理。寄せ鍋やちゃんこ鍋などスタンダードな鍋つゆのニーズは依然として高いが、近年は豆乳鍋やカレー鍋、コラーゲン鍋などが相次いでブームとなっており、「“変わり鍋”の食卓登場頻度が上がってきている」(ミツカン)。さて、この冬はどんな鍋がブレイクしそうか。 最有力候補は蒸し鍋だ。09年ごろから蒸し料理専門店が注目を浴び、タジン鍋やシリコン製などの蒸し料理専用の調理器具も大ヒットしている。食材の栄養素やうまみを逃さない点や、油を使わないへルシーさが受けているようだ。蒸し鍋は土鍋やフライパンでも簡単にできることから、家庭用の蒸し鍋専用調味料が、多数登場している。 エバラ食品工業の「蒸し鍋のたれ」は、イタリア風と韓国風の2種。バーニャカウダ味は、アンチョビーや